最新の臨床医学 3月31日(日)心療内科についてのQ&A

心療内科についてのQ&Aをご紹介いたします。

 

すでに日本心療内科学会のHPについてコメントを前回まで続けてきました。

 

今回からは、大学病院の心療内科のHPを紹介します。

 

まずは、東北大学心療内科です。

 

 

<杉並国際クリニックの立場から>でコメントを加えることにしました。

 

治療法

最新の脳科学と臨床薬理学に基づく薬物療法を行います。

また、心身医学療法として自律訓練法、交流分析法などを行っています。

また、認知行動療法を実施しています。

 

更に、心身症に対する絶食療法は東北大学病院心療内科が開発した心身をリフレッシュする治療法です。

絶食を10日間行いますが、これにより、ケトン栄養になってβヒドロキシ酪酸が増加し、それとともに前頭部脳波αパワーが増大し、陽性情動が生じます。この時期に心理療法を併用することにより、持続的認知行動変容に導くものです。

 

適応は過敏性腸症候群が中心であり、禁忌があり、絶食を完遂する一定の自我強度が必要ですので、実施は慎重にしています。

 

 

 

<杉並国際クリニックの立場から>

杉並国際クリニックの診療スタンスでは、「生活指導をはじめとして、心身医学療法として自律訓練法、交流分析法、水氣道®などを行っています。

また、認知行動療法を実施しています。東洋医学療法(漢方薬、鍼灸療法)、それに加えてリクリエーション療法として開発中の聖楽表現療法、そして最新の脳科学と臨床薬理学に基づく薬物療法を行います。」という

 

絶食はイエズス・キリスト自身も実践していた自然療法でもあり、とても興味深いのですが、心身症に対する絶食療法(東北大学方式)は入院設備が必要なため、残念ながら外来専門医療機関である杉並国際クリニックでは実施できません。

 

私自身は、「絶食と祈り」によって治せる病気が少なくないのではないかと考えています。