たった一人の合格者・・・だけど????

ドクトル飯嶋の「認定痛風医試験」受験顛末記 (その2)

 

 

<前号から、すでに一週間たっているので要約します。>

 

「認定痛風医試験」(6月18日受験) 受験会場は慈恵医大の狭い会議室。

 

在室者4名:試験官2名(帝京大学藤森教授、慈恵医大細谷名誉教授)、

 

事務局員1名、受験生1名(高円寺南診療所 飯嶋正広)

 

つまり、受験者はドクトル飯嶋ただ一人

 

試験時間は1時間、合格基準点:不明

 

試験終了後早々に新宿のハイジアに向い、「水氣道」の稽古を楽しみました。

 

 

 

<この試験制度が発足して今年度で第3回目・・・すべてがはじめて>

 

ドクトル飯嶋は、受験資格が得られてはじめての受験

 

「試験問題が持ち帰り可」であるということも試験直後に初めて知りました

 

不合格であった場合、次回の受験の参考になるので有難い話ではあります。

 

しかし、大学の医局員などであれば、事前に過去問にアクセスし対策が講じられたはず。

 

 

これまで様々な専門医資格試験を経験してきましたが、

 

開業医は、受験情報に疎いので、

 

どうしてもハンディキャップが大きくなります。

 

 

 

<わざわざ受験して合格しなくても、認定痛風医になれる!>

 

それでは、認定痛風医になるには、

 

試験を受けて合格しなければならないのでしょうか。

 

 

そうではないことは、試験直前になってはじめて知りました

 

 

試験実施の直前に、試験委員長の藤森教授から

 

直接ご説明を受け、文書をいただきました。

 

TVのCMの科白のように「早く言ってよ~」

 

受験生がドクトル飯嶋だけだった理由が、

 

すこしだけ見えてきた瞬間でした。

 

 

(第8条)本学会認定痛風医の資格

 

第4項 以下のいずれかの要件を満たすこと。

 

1)最近の10年間に痛風・高尿酸血症に関する学会発表、

 

又は論文発表が3編以上あり、少なくとも1編は筆頭者であること。

 

 

2)認定痛風医試験に合格した者。

 

 

ドクトル飯嶋は、論文発表(共著)1回のみなので、

 

学会発表を2回こなさなければ1)の条件を満たせません。

 

学会は年1回ですから、最低2年以上を要することになります。 

 

 

 

それでは、この試験の受験はドクトル飯嶋にどんなメリットがあるのでしょうか。

 

 

メリットその1:

 

合否に係らず、勉強した分だけ、

 

痛風や高尿酸血症をはじめプリン体・核酸代謝について、

 

最新の高度な知識を身に着けることができる。

 

 

メリットその2:

 

痛風・核酸代謝学会が認定医に求めている専門知識や

 

その水準を知ることができる。

 

 

メリットその3:

 

正味1時間の試験に合格すれば、

 

2年以上の申請準備期間を省くことができる。

 

 

メリットその4:

 

開業医の生涯学習のプロセスを、

 

高円寺南診療所のHPで報告できる。