水氣道稽古データ報告:7月4日(水)半稽古、藤村会場

(参加者15名、有効データ数13)

 

 

収縮期血圧

前)最高値146 最低値95  / 収縮期高血圧域該当者 2名(15.4%)

 

後)最高値157 最低値103  / 収縮期高血圧域該当者 1名(7.7%)

 

 

拡張期血圧

前)最高値92 最低値57 / 拡張期高血圧域該当者 1名(7.7%)

 

後)最高値96 最低値57 / 拡張期高血圧域該当者 3名(23.0%)

 

 

脈拍数

前)最高値109 最低値64

 

後)最高値105 最低値60

 

 

動脈血中酸素分圧濃度

前)最高値99 最低値97

 

後)最高値98 最低値95

 

 

体温

前)最高値36.8 最低値36.2

 

後)最高値36.8 最低値36.4

 

 

自覚的運動強度

前)最高値14 最低値11

 

中)最高値16 最低値10

 

後)最高値16 最低値9

 

 

 

今回のまとめ

今回の結果の特徴は、稽古参加者が15名と比較的少なかったです。

 

したがって、有効なデータ数は13にとどまりました。

 

ただし、データのバラツキは自然に近く、動脈血中酸素分圧濃度および自覚的運動強度以外の因子はすべて正規分布が示されました。

 

 

1)稽古前

参加者の平均血圧(収縮期 / 拡張期)は約116 /70mmHgであり、血圧管理成績は極めて良好でした。

 

収縮期血圧、拡張期血圧のいずれも高血圧領域の参加者がみられました。

 

収縮期高血圧域者は15.4%、拡張期高血圧域者は7.7%でした。

 

平均脈拍数は比較的高めでした。

 

 

2)稽古後

いずれの計測項目も、安全域でした。

 

参加者の平均血圧(収縮期 / 拡張期)は約123/75mmHgであり、収縮期高血圧域者は7.7%、拡張期高血圧域者は23%で、とても良好な成績でした。

 

 

3)稽古前後の変化

自覚的運動強度を除く他のすべての測定項目において統計学的な有意差は認められませんでした。

 

ただし、収縮期血圧領域該当者、拡張期高血圧領域該当者のいずれもが減少しました。

 

自覚的疲労強度は、稽古前から稽古中に増加し、稽古後に速やかに低下する変化がみられ、この変化は統計学的な有意性(P=0.0012;上側検定)が示されました。

 

 

今回の稽古は、高血圧傾向のある参加者にとっての降圧効果のメリットが観察されました。稽古中に一過性に自覚的運動度が増しても、稽古後速やかに回復することも示されました。

 

水氣道1