(心理)認知行動療法  HELP!力<9>

(HELP!力-8 の続き)

 

ただ、「助けて」と言って、人に助けてもらった経験をすると、

 

今度は自分が 次に助けを求めている人に「こうすればいいんだよ」と伝えることができます。

 

初回で書きましたように、そうやって人と人とのつながりは作られていくように思います。

 

 

自己評価がアップするだけでなく、「感謝」「敬意」といった気持ちも学べます。

 

ひいては、「自分の役割意識」や「自尊心」も育ててくれるのです。

 

 

「助けて」と言って、助けられて・・・

 

 

今度は自分が誰かを助けて・・・ そしてまた自分が助けられて、という循環があるのです。

 

 

助けられ上手は、助け上手です。

 

 

皆がタイミングよく上手に「助けて」を実行できたら、

 

自分も他人もずいぶん生きやすい世の中になるのではないでしょうか。

 

 

ストレス対処 MIYAJI 心理相談室(高円寺南診療所内)

 

主任 臨床心理士 宮仕 聖子