(心理)認知行動療法  ストレスへの対処法-4

前回は「 個々人で異なる認知のクセを、基本モデルの要素に分解して理解しよう 」

 

というお話をしました。

 

今日は例を用いて説明したいと思います。

 

 

 

最近、私が魅かれた某会社のCMがあります。どんなCMかと言うと

 

-父親と母親が赤ちゃんを小さなライオンのぬいぐるみであやすと、

 

-赤ちゃんはぬいぐるみに手を伸ばします。

 

 

これを基本モデルに当てはめてみると…?

 

(出来事)ライオンのぬいぐるみ →(認知)「小さい、フサフサ、危なくない」

 

→(感情)安心 →(身体)リラックス →(行動)手を伸ばす。

 

 

しかし次の場面、

 

-大きな飼いイヌが赤ちゃんに近づいたところ、

 

-赤ちゃんはイヌを怖がります。

 

 

 

これを基本モデルに当てはめてみると…?

 

(出来事)イヌが来た →(認知)「大きい、キバがある、危なそう」

 

→(感情)怖い →(身体)緊張 →(行動)逃げようとする。

 

 

 

では問題です。次の場面で赤ちゃんはどう反応したでしょうか?

 

-両親がイヌにおもちゃのタテガミをつけ、

 

-ライオンみたいになったイヌが赤ちゃんに近づきます。

 

 

 

答えは実際のCMで、基本モデルに当てはめてみてください。

 

この赤ちゃんはどんな「認知」をしたのでしょうね。

 

 

 

臨床心理士 宮仕 聖子