水氣道 詳細ページ
「水氣道」は標準的外来保険診療の限界に直面することが端緒となりました。
まず、伝統的な自然療法の基礎のうえに、現代の心身医学の立場から開発した水中有酸素運動としての基本技術を体系化しました。 つぎに、組織的団体運動の利点を生かした生涯エクササイズとしての活動体系を構築しました。
そして、対象を、杉並国際クリニックの老若男女の患者の皆様に限定せず、地域を超え、職域を超え、さらに国境をも越えて、未来を見据えながら今日なお進展しつつあります。
沿革
1989年
高円寺南診療所を開設。間もなく現代医学に基づく標準的な保険診療の限界と欠点および矛盾に直面する。
1992年
“自然療法”へ接近のため、日本温泉物理医学会総会会員となる (その後、温泉療法医・専門医・学会評議員となり、水中運動・運動浴等や鍼灸療法、心身医学療法などについて発表する)
1995年
この頃、室内温水プール施設(杉十室内温水プール)で、水中運動の有効性を実感し、水治療の体系化の必要性とその意義を認識する。
1997年10月
クナイプ自然療法の集中研修のためバート・ヴェーリスホーフェン (ドイツ・バイエルン州)にてドイツ人医師と共に受講する。 クナイプ水療法は運動療法の他に食事療法は薬草療法と結びつい て体系的治療をなし、その中核に心身医学療法が見いだされた。 <日本人医師は他に、鏡森定信教授(後に、富山大学医学部長を務める)のみで、爾来親交を続けている。>
2003年12月
杉並区教育委員会管轄下のスポーツ財団に団体登録
団体名を<日本水氣道協会>とする。2004年3月
東京大学より保健学修士の学位を授与される。
2005年9月
American Holistic College of Nutrition(non accredited)
ホリスティック栄養学博士の学位を授与される。2010年3月
東京大学より医学博士の学位を授与される。
2014年11月5日
水氣道を体験した初のジャーナリストとして山口博弥氏(当時、讀賣新聞医療部次長、盛岡支局長を経て、現在、医療部長)の取材に応じ、讀賣新聞<医療ルネサンス>にて紹介される。
2015年12月25日
総説:私の水治療体系-水氣道20年の歩み-
Comprehensive Medicine 全人的医療 Vol.14 No.12016年2月14日
水氣道の4名称の商標登録出願
2016年3月18日
ドイツ心身医学会(ポツダム大学)の英語発表で水氣道の概要を紹介
Interpersonal relationships and subjective experiences of relationships acquired through the activities of Suikido : Mindfulness Group Aquabics (MGA)2016年9月9日
水氣道の4名称の商標登録認可
<水気道®、水氣道®、suikido®、Mindfulness Group Aquabics®>2017年3月23日
ドイツ心身医学会(ベルリン自由大学)のドイツ語発表で水氣道による症例を報告
SUIKIDO HAT MICH VON FIBROMYALGIE GERETTET“ 50-JÄHRIGER MANN, PROFESSOR AN DER UNIVERSITÄT2019年5月1日
「高円寺南診療所」から「杉並国際クリニック」に改名
水気道は登録商標です
水気道をはじめ関連する全4種の名称が、
特許庁に商標登録されました。
商標登録証4通が9月21日に到着しました。
水気道 商標登録証
登録日平成28年9月9日
指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分
第41類 技芸・スポーツ又は知識の教授、セミナーの企画・運営又は開催、
スポーツの興行の企画・運営又は開催
水氣道はアクアビクスと
マインドフルネスから
構成されます。
アクアビクスとは、水中での立位のフィットネスです。フィットネスとは、そもそも体を健康で丈夫な状態であり、また健康な生活を営む上での条件が十分に満たされた好適な状態を意味します。しかし、フィットネスを確保するためには適切な習慣的訓練が必要です。そうした運動もフィットネスと呼ばれるようになってきました。
水氣道のアクアビクス
水氣道のアクアビクスは、単に身体的な健康の維持・増進を求めるのではなく、心理的・社会的にも望ましい状態、つまり真の全人的な健康を目指す生涯エクササイズです。その体系は単なるエクササイズにとどまらず集団で行うセラピーでもあります。現代社会に生きる私たちは、毎日の生活の慌ただしさの中に流され、埋没してしまいがちとなり、自分の変化に気づくのが苦手になっています。頭では理解したつもりでも、実際に体験しないと自分の心身の状態に目を向ける余裕がなければ、気づくことができず、健康的な態度を保てず、健全な行動を身につけられません。それを克服する鍵は、身体運動を通して、心の動きに気づくことです。自分の心や体の変化に自然に気づき必要な対応をとれるようになることは、全人的な健康を取り戻すための第一歩です。
マインドフルネス
マインドフルネスとは、新たな気づきを得やすい心の状態です。そのために、心に浮かぶ思考や感情、体に生じる感覚をあるがままに受け入れます。そして一歩離れて観察する習慣を体得します。ただし、その過程で価値判断をしたり、思考や感情にまかせて行動したりしないように注意する必要があります。
水気道のマインドフルネス
水気道のマインドフルネスは、心身への“気づき”です。水氣道は、脳と体へのいたわりと思いやり、自分の体の声への傾聴、自分の体への感謝、といった健康な自分に相応しい態度を養います。健康な自分は、もっとも大事なことは、何かと考えることができます。また意志力に関わる選択をはっきり意識する高度な「自己認識力」を獲得します。それは「健康な自分を大切にできなければ、真に他人を大切にすることもできない」、という悟りに通じます。そして、2つの自己を知っていて的確にコントロールできるようになります。
水気道 メンバー紹介
水氣道<創始監督最高指導者> 飯嶋 正広
監督指導者:玄武帽(くろぼう) 従七段から正九段まで該当者1名
現在、従八段以上は空位
正七段
飯嶋 正広
(いいじま まさひろ)
指導員:蒼龍帽(あおぼう) 従四段下から正六段上まで該当者1名
現在、正五段下以上は空位
従五段上 錬士
<外部顧問>
村上 元章
(むらかみ げんしょう)
支援員:黄帝帽(きぼう) 少初段下から正参段上まで該当者4名
現在、参段以上は空位
正弐段上 上席支援員
中川 良子
(なかがわ りょうこ)
直伝:『水氣道五段錦(すいきどうごだんにしき)』継承者
正弐段下 上席支援員
林 亮博
(はやし あきひろ)
直伝:『活水航法(かっすいこうほう)』継承者
大初段上 主席支援員
大塚 健輔
(おおつか けんすけ)
直伝:『健脾航法(けんぴこうほう)』継承者
従弐段上 上席支援員
金澤 克彦
(かなざわ かつひこ)
直伝:『理氣航法(りきこうほう)』継承者
註:少初段下は特別修錬生<特修生(特訓生)>の呼称を有し、支援員候補者に位置付けられる
修錬生:朱雀帽(あかぼう) 准3級から1級まで
1級 高等修錬生
加藤 博文
(かとう ひろふみ)
直伝:『調血航法(ちょうけつこうほう)』継承者
2級 中等修錬生
坂本 光昭
(さかもと みつあき)
直伝:『経絡航法(けいらくこうほう)』継承者
2級 中等修錬生
松本 力
(まつもと つとむ)
<水氣道の第一号訓練生かつ修錬生>
3級 初等修錬生
野口 将成
(のぐち まさなり)
直伝:『減肥航法(げんぴこうほう)』継承者
准3級特別訓練生
西田 孝司
(にしだ たかし)
2級 中等修錬生
細谷 健太
(ほそや けんた)
註:准3級は特別訓練生<特訓生>の呼称を有し、修錬生候補者に位置付けられる
訓練生および体験生:白虎帽(しろぼう)級外から4級まで代表1名
水氣道入門者は、<体験生>と呼び、級位を有せず、
継続参加者は、漸次<特別体験生>に編入し、7級となる
以後、稽古の継続により、6級(初等訓練生)、5級(中等訓練生)に進級する
水氣道の稽古の内容と流れ
水氣道の稽古には
本稽古(90分)と半稽古(45分)とがあります。
以下は、本稽古の内容と流れです。
なお、半稽古は本稽古のうち③ 標準五航法および⑤ ノビノビ体操を省略したものに相当します。
ただし、標準五航法とノビノビ体操は水氣道の全体構造上必須の稽古項目です。
そこで、応用航法を省略して標準五航法とノビノビ体操を実施することもあります。
- ・会場集合
- ・バイタルチェック:血圧・脈拍測定
- ・着替え
- ・稽古場入場・一礼
- ① 親水三航法(個人)≪動画設定準備中≫
- ② イキイキ体操(準備体操)動画
- ③ 標準五航法(全体)≪動画設定準備中≫
- ④ 応用航法(組・班別)≪動画設定準備中≫
- ⑤ ノビノビ体操(整理体操)動画
- ・稽古場退場・一礼
- ・着替え
- ・バイタルチェック:血圧・脈拍測定
- ・解散