これはNPO法人 線維筋痛症友の会代表
橋本裕子さんの著書のタイトルです。
佐久書房から出版されています。
サブタイトルは「線維筋痛症だからといって、絶望はしない」です。
さらに、私の魂に強く響いた呼びかけは、
「生きている意味は何? 私と同じ運命を背負った孤独な人へ。」
そして、パンフレットの表紙には、
線維筋痛症-それは全身が痛む原因不明の病気。
10歳で左足親指に、17歳で両脚に・・・。
歩けない、食べられない、寝たきりの生活からの復活。
まさに、壮絶な手記です。
私は線維筋痛症に限らず、原因不明の病気あるいは治りにくい病気で苦しんでいるすべての皆さんにこの本をお勧めしたいと思います。
私自身は、この本から水氣道を想起せざるを得ません。
私は、以下のように感じました。
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水氣道 『そうまでして 続けるわけ』
サブタイトルは「理解され難いからといって、絶望はしない」
「続けている意味は何? 私と同じ使命を背負った孤独な人々へ。」
水氣道は、段級制や対番制を採用しています。
すると稽古熱心で真面目なお人柄の会員に限って、次第に責任感や使命感が芽生えてきます。
このこと自体は水氣道の本質なので、これからも大切にしていきたいところです。
「いま、ここで」できていることを確認し、結果そのものでなく、その過程を味わっていただければ十分なのです。
しかし、残念ながら、これを重く受け止め過ぎて、将来に向けての不安を強めてしまうせいでしょうか、
ようやく基礎ができつつある大切な段階で、明らかな理由が不明のまま突然、退会を宣言される方々が昔も今もあります。
已むを得ないこともありますが、皆で大いに心を痛めています。
こうした現状については、正直にお伝えしておかなければならないことだと思います。
現在までの水氣道が抱き続けてきた、この大きな課題。
これに対して、どのように取り組んでいったらよいのでしょうか?
皆で水氣道を続け、課題を分かち合いつつ祈り求めていくこと、
それによって答えが与えられるのでは…!
こうした希望を大切に育んでいきたいと思います。