大事件発生!

 

私の事件簿が明るみに晒されてしまいました。

 

 

 

ときは先週土曜日。

 

ところは新宿歌舞伎町。

 

犯行現場は、皆様おなじみのハイジアの一角。

 

 

正式名称、東京都健康プラザハイジアの3階

 

昼食抜きで水氣道の稽古場へと急いだ私、

 

Mr. NoGucciでありました。

 

 

 

 

ここで、照れ隠しで俳句をひねってみます。

 

『犯人は、戒め忘れ、手を染める。』

 

 

季語が無いので俳句は無理、

 

これを上の句として短歌を作れと先生が…

 

そこで、已むなく、にわか仕立ての下の句を

 

『後の祭りだ、どうにでもなれ。』

 

どうですか、なかなかの出来栄えでしょう!?

 

 

 

賢明な読者の皆様。

 

 

もう既にお気づきのことと拝察いたしますが、

 

私は、いわゆる、『問題解決の先延ばし』

 

という悪い癖に陥っていることに、

 

やっと気が付きました。

 

 

 

このままでは、Mr. NoGucci の懺悔録

 

から外れてしまいすです。

 

 

 

こう見えても私、Mr. NoGucciは

 

No.愚痴をモットーに生きていこうと

 

再決断したのです。

 

 

 

次回まで、暫し、私にご猶予を!

私はもともと不安や疲れがあると食べ過ぎる傾向がありました。

 

 

その原因は、焦りと怠慢の共依存によるものです。

 

 

ですから、私はストレス太りの体質というより気質こそが問題です。

 

 

 

しかし、その現実を直視する勇気と、客観的に反省する心構えが足りません。

 

 

専門的な指導を受ける機会に恵まれた理想的な職場環境であるにもかかわらず、

 

自分の体重をきちんと把握しないので、

 

苦悩が雪だるまのように増し加わり、さらに不安が加速して襲い掛かかってきて、

 

ついに苦しさ紛れに体重の過少申告をはじめてしまいました。

 

 

 

H18年2月に診療所に来た時の体重は125㎏でした。

 

H23年6月には80㎏まで減量できました。

 

しかし

H24年1月に90キロ、

 

H25年1月で95キロを超え

 

H27年1月で100キロ

 

H28年1月で107.5キロまで増えていました。

 

 

 

自己嫌悪と罪悪感に債悩まされ、

 

焦りと不安がますます募り、

 

発作的に食べてしまうようになってしまいました。

 

 

そうした自分が自己流で痩せようと思っても、

 

うまくいくはずがありません。

 

 

仮に少しやせても、それ以上にリバウンドする、

 

の繰り返しで結局体重は増え続けたのでした。

 

 

 

具体的な問題行動としては、

 

栄養のバランス、食事量を三食でどう分けるかを考えず、

 

単純に量を減らします。

 

 

量を減らすとお腹が空いてしまうので、

 

つい多めに食べてしまう、

 

こうした計画性のない場当たり的な行動の繰り返しでは

 

痩せるはずがありませんでした。

 

 

今年の1月27日に、すべてを見抜いていた先生が、

 

見るに見かねて、とうとう助け船を出してくれました。

 

 

以降、管理栄養士の中田先生の指導を1か月に1回受けながら、

 

まずは100キロを下回るのを目標にしています。

 

 

読者の皆様こんにちは、私はMr. NoGucci(ノー・グッチ)こと野口将成(まさなり)です。

 

今後は、Mr.NoGucciという芸名(筆名)でお邪魔させていただきます。

 

 

 

 

私がこの懺悔録シリーズを書くことを提案した際に、院長から

 

「あまりシリアスで赤裸々なのは、書き手と読み手の両者の心身のコンディションのために良くない、ユーモアと芸術は人生の薬だよ」

 

ということで、院長から芸(術家)名をいただきました。

 

 

 

命名の背景は、私が「質実剛健、ノー・ブランド無印良品」だから、ということだそうです。

 

 

無芸大食の私に、こんなありがたい芸名をくださるのは、

 

慈悲深く、かつ遊び心たっぷりの院長以外にはありえません。

 

 

わたしは、自分の美学である、愚痴をいわない、

 

という覚悟と重ね併せ、この芸名がただちに気に入り、すんなりと受け入れました。

 

 

自分はまさにMr.「No愚痴」

 

(私は、まさなり・のぐち、つまり、まさに、NoGucciなり)だと納得した次第です。

 

 

 

さてうちの院長があまりリッチではないのは私が一番よく知っています。

 

ただし、この方は、しみったれでも、ケチな人でもありません。

 

少なくとも精神的にはとてもリッチな人です。

 

そして「貧乏であってよろしい。ただし、貧乏たらしく振る舞うのはよろしくない。」

 

これが美学であるようです。

 

 

ただし、私には「みだしなみを良くしなさい。おしゃれ心も教養のうち。」

 

とアドバイスしてくださるのですが、

 

それは品格ということであって華美ということでないことは

 

Mr. NoGucciという芸名を通して教えてくれているような気がします。

 

 

<Gucciさん、お読みでしたらごめんなさい!悪意はこれっぽっちも御座いません!>

 

 

 

 

さて質実剛健ノー・ブランド無印良品といえば、それはまさに「高円寺南診療所」。

 

 

いまどき「診療所」なんて、おしゃれ感覚の対極にある名称かもしれません。

 

 

ネーミングや見てくれがおしゃれで、内容もそれに伴っていたら最高なはずなのですが、

 

院長の哲学は、どうやらそうではないらしいのです。

 

 

だいたい院長は、元来宣伝が嫌い、HPが嫌い、自己アピールが大の苦手な人だったのです。

 

 

読者の皆さん、信じられますか?

 

 

最近の院長は「新着情報」にハマっています。人は変われば変わるものです。

 

 

その謎が最近ようやくわかりかけてきました。

 

 

 

院長はプロデューサーなのです。口癖は「もったいない」です。

 

 

院長いわく、すでに自分が持っている宝を見失っていて、

 

「あれもない、これもない」と嘆いている人が余りにも多い、のだそうです。

 

 

そういえば、そんな人と出会うたびに「もったいない」と漏らし、

 

その人を何とかプロデュースさせたいと、

 

いろいろなアイディアを出して、次々と実行していきます。

 

 

もっとも、かくいう私こそが「もったいない」人の代表だそうで、

 

何とも有難いほのぼのとした幸福を噛みしめつつ、現在に至っている次第です。

 

 

かくいう私の「もったいない」はお粗末な代物でして、自分の食の次元のままでした。

 

 

ですから、せっかく50kgの驚異的減量に成功しながら、

 

リバウンドして幸せ太りする羽目に陥ってしまった次第です。

 

 

反省をこめてその経緯を語るのがこのシリーズです。