孤立無援だとしても、私は医療知の最前線をめざす!

 

この春、武蔵野音楽大学大学院を無事修了いたしました。音楽という人間の根源に触れる学びを経て、今、私は再び医学研究者としての歩みを本格的に再開しています。


この2年間、個人クリニックの運営と学業の両立の中で、医学研究が滞っていたことは否めません。しかし、この3月に入ってから、心と頭がひらけ、ほぼ毎日1本ずつ、計12本の医学論文(主に総説)を書き上げることができ、現在は順次投稿中です。


この経験を通じて、私はようやく医師として、そして研究者としての自信と手応えを取り戻しつつあります。


パンデミックを経験した今、小さな診療所にこそ、国際的な情報を自ら判断し、知の責任を担う時代が来ています。公的機関の見解や大手メディアの論調にただ従うのではなく、批判的思考と学術的独立性を持って現場に臨む姿勢が求められています。


このメッセージは、孤独な研究の苦しみを訴えるものではありません。むしろ、いかなる環境にあっても、知の灯を絶やさず進み続ける意思表明です。


どうか、個人診療所からも発せられる知の営みに、温かい理解と関心を寄せていただければ幸いです。

 

 

2025年3月25日

飯嶋正広(Iijima Masahiro)

杉並国際クリニック 院長