年始のご挨拶

年始のご挨拶

 

新年あけましておめでとうございます。
杉並国際クリニック院長の飯嶋正広でございます。平素より当クリニックをご愛顧いただき、心より御礼申し上げます。

 

この場をお借りして、日頃の診療活動を通じて私が感じていることをお伝えしたいと思います。それは、薬(くすり)や治療法には、私たちの健康に大きな助けとなる一方で、注意深い検討を要する側面もあるということです。特に、最先端の薬物療法や新しいワクチン接種においては、効果を最大限に引き出すことが期待されていた一方で、見逃せない副作用や健康リスクを発生させてしまいました。このような現実に対して、正しい情報を共有し、十分な理解をもって選択することが重要です。

 

現代医学においては、「エヴィデンス(証拠)」が治療や予防の基盤となっています。ただし、その解釈や応用のされ方については、時に限界や未知の課題を伴うこともあります。エヴィデンスが正確に活用されることはもちろんですが、患者の皆様一人ひとりに適した医療が提供されるよう、常に柔軟な視点を持つことが求められます。また、医療は「医療制度」の中で運営されており、その背景には様々な社会的・政策的な要因が絡んでいる点についても、医療を受ける側として意識を持つことが大切です。

 

特に、日本の保健医療制度においては、病気の予防や健康増進に対する取り組みが十分ではないと感じることがあります。私は、現代医学の進歩を尊重しつつも、盲目的に受け入れるのではなく、常に患者の皆様にとって最良の選択を模索していきたいと考えています。

 

さらに、日常生活における「食」の問題も重要な課題です。日本では、海外で規制されている一部の化学物質や添加物が、依然として流通している現状があります。食の安全や健康的な生活の実現には、信頼できる情報をもとにした適切な選択が欠かせません。また、こうした選択を通じて自然免疫力を高めることが、健康を維持するための重要な要素になると考えています。

 

杉並国際クリニックは、以上のような問題提起に終始するのではなく、どなたでも容易に安心して実践できる具体的対策や、そのための情報をご提供することに努め、内外の多くの皆様から評価をいただいてまいりました。

 

2025年も、皆様が安心して医療を受けられる環境を整え、健康で充実した生活をサポートするため、スタッフ一同努力を続けてまいります。今後も皆様の健康維持に役立つ情報を発信してまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

本年が皆様にとりまして、健やかで幸多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

2025年 元旦

 

杉並国際クリニック
院長 飯嶋正広