ようやく9月を迎えることができました。
まだ暑さが残り、台風に脅かされるシーズンですが、私にとっては、貴重な季節です。
皆様のご理解とご協力、さらには心優しきご支援もあって、私も無事に、武蔵野音楽大学大学院博士前期課程に通学することができています。9月20日から、後期の課程がはじまりますが、それまでが夏休みです。夏休みと言っても、診療や産業医などの公務は引き続き継続しつつ、また、音楽の学位論文(修士論文)の作成を淡々と続けているところです。
そこで、何故、クリニックを経営する医学博士が、音楽の修行を続けているのか?
という素朴で、かつ、ご尤もなご質問に対して、回答する機会を見出せずにおりました。そこで、今月は、不十分ながら、私のこれまで、そして、これからの想いをご紹介させていただく、良い機会なのではないかと考えました。
以下のタイトルで、4章仕立て、9月6日(金)開始、4週間(4回)のシリーズとしました。
予め概要をお知らせいたします。
主題: 「心身の調和と芸術の融合—新しい医学と声楽の未来への道」
この主題は、以下の4つの章を通じて以下のようなテーマを取り扱います:
1. 第1章: 医学と芸術の深淵な結び付き
o 医学と芸術がどのように互いに影響を与え合ってきたかを探ります。芸術が人間の心身に及ぼす影響や、医学的観点からの芸術の重要性について考察します。
2. 第2章: 臨床医学と音楽との関わり
o 音楽が臨床医学においてどのように活用されているかを検討します。音楽療法の受動的な側面と能動的な側面、また音楽が持つ自然な回復力や免疫機能との関連について掘り下げます。
3. 第3章: 心身医学の本質と声楽
o 声楽が心身医学において果たす役割を詳述します。声楽の受動的・能動的側面、創造的な表現、呼吸と姿勢の重要性、そして心身医学の課題とその解決に向けたアプローチについて論じます。
4. 第4章: 新しい医学へ向けての展望と今後の声楽の発展に向けての期待
o 新しい医学のビジョンとそれに対する声楽の可能性を探ります。心身の調和を促進する声楽の役割、創造的なアプローチの重要性、そして未来の発展に向けた期待について述べます。
この主題は、心身医学と声楽の深い関係性を示し、これからの医療と芸術の交差点における新たな展望を描くことを目的としています。
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