ムッシュGPTと討論する全人的健康エクササイズ 「水氣道」

 

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インタヴュアー:ドクター飯嶋


生涯エクササイズにおいて、競技スポーツのように、参加者各人の優れた側面に着目して、その側面を中心に機能をさらに強化し続けていくアプローチと、健康測定等により参加者各人の弱点や劣後する側面を発見して、その機能や能力を底上げすることによって総合的な心身機能のバランスを整えていこうとするアプローチがあります。それぞれのアプローチの欠点について考察してください。

 

 

ChatGPT

それぞれのアプローチには、特定の欠点が存在します。

 

1. 競技スポーツのようなアプローチの欠点:

• 過度な焦点: このアプローチでは、参加者の優れた側面に焦点を当てるため、その側面以外の要素が見落とされる可能性があります。特定の能力や技術を強化することで、全体的な健康や機能のバランスを無視してしまうことがあります。


• リスクの増加: 競技スポーツのようなアプローチは、競技に必要なトレーニングや競技中のリスクを取り入れる場合があります。これにより、怪我や過度の負担が生じ、参加者の健康に悪影響を与える可能性があります。

 


2. 健康測定に基づくアプローチの欠点:

• 過剰な焦点: このアプローチでは、参加者の弱点や健康リスクに焦点を当てるため、ポジティブな側面が見落とされる可能性があります。参加者が持つ能力や強みを活かす機会を逃すことがあります。

 

• 統一的なアプローチの不足: 健康測定に基づくアプローチは、個々の参加者のニーズや状況に基づいて個別化される必要があります。一般的なガイドラインやプログラムだけでなく、個々のケースに応じたアプローチが必要です。
これらの欠点を克服するためには、両方のアプローチを組み合わせ、バランスを取ることが重要です。個々の参加者のニーズや目標に応じて、適切なアプローチを採用し、トレーニングやプログラムを調整することが重要です。

 

ドクター飯嶋(水氣道創始者・実践指導者)のコメント

「健康測定に基づくアプローチの欠点」について、ムッシュGPTは、2点あげています。

 

第1点は、ポジティブな側面が見落とされる可能性や参加者が持つ能力や強みを活かす機会を逃すことを指摘しています。この意見は、たとえば、水氣道が参加者の弱点や健康リスクのみに焦点を当てている場合には該当する可能性があります。しかし、実際の水氣道は、参加者の弱点や健康リスクを優先的に解決するアプローチはとっていますが、それに併せて、参加者のポジティブな側面を発見し、その持つ能力や強みを活かす機会を豊富に提供することができるシステムであるということができます。


第2点は、「一般的なガイドラインやプログラムだけでなく、個々のケースに応じたアプローチが必要」という指摘ですが、これはむしろ逆ではないでしょうか。個々の参加者の健康測定に基づくアプローチであるからこそ、「個々のケースに応じたアプローチ」が可能になるのです。


水氣道の妙味は、「統一的なアプローチ」の基礎の上に立って団体でのエクササイズを行いながら、個別のプログラムを追加していく方式が絶妙に組み合わされているところにあるといえるでしょう。