空気嚥下症と腹部膨満との関係について、さらに深堀していきましょう。
私が医学的に関心を持っているのは、一見無関係なように思われている諸症状の間の関連性です。
心療内科の専門医は、心の症状と体の症状、精神状態が原因となって身体症状を来す病態である心身症の診療に携わっています。これを<心身相関>というのですが、それには大切な前提となる理解や技能が求められています。
それは、<臓器相関>です。空気嚥下症と腹部膨満について関心の乏しい消化器内科が大多数であるように感じられるのと同様、空気嚥下症と誤嚥性肺炎との繋がりについて、ほとんどの呼吸器科専門医は無関心なのではないかと類推したくなってしまいます。
ただし、こうした視点や発想をもてるのが心療内科医の強みの一つであって、専門領域をバラバラにして寄せ集めた総合内科ではなく、全体の繋がりを俯瞰して理解しようとする統合内科を実現し易いのも心療内科専門医なのではないかと考えています。
インタヴュアー(ドクター飯嶋)
空気嚥下症により腹部膨満に苦しむ患者は、将来、誤嚥による肺炎を来たすリスクが高まると考えてよいですか?
ChatGPT
空気嚥下症により腹部膨満に苦しむ患者は、将来的に誤嚥による肺炎を来たすリスクが高まる可能性があります。これは、以下の理由から考えられます:
1. 嚥下制御の障害:
空気嚥下症は、通常の嚥下制御が乱れている状態です。このため、誤って空気を飲み込む可能性が高まります。嚥下制御の障害があると、食物や液体と一緒に気管に空気が入るリスクが増大し、それが肺への侵入をもたらす可能性があります。
2. 気管支や肺への空気の侵入:
空気嚥下によって誤って気管に空気が入ることがあり、これが肺に到達する可能性があります。肺に空気が侵入すると、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。誤嚥性肺炎は、気道に異物が入ることによって引き起こされる肺炎であり、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
したがって、空気嚥下症を持つ患者は、将来的に誤嚥による肺炎のリスクが高まる可能性があるため、適切な管理と予防措置が重要です。これには、栄養療法や嚥下リハビリテーション、嚥下機能の評価や治療、および医師やスピーチセラピストとの協力が含まれます。
ドクター飯嶋のコメント:
気嚥下症を持つ患者は、将来的に誤嚥による肺炎のリスクが高まる可能性があるため、私は『水氣道』や本格的な発声法を楽しく訓練することを推奨し続けてきました。
スレ違いで脱線になりますが、活動停止中の『聖楽院』は、私が音大の大学院を修了する来春以降に復活を検討したいと考えているところです。
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