ムッシュGPTと討論する全人的健康エクササイズ 「水氣道」入門(第 12 回)

 

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今年度も最後の月を迎えましたが、月曜日の人工知能(AI)探索シリーズ、金曜日のよくある質問シリーズとともに水曜日の「水氣道解説シリーズ」もようやく定番になってきました。

 

この「水氣道」の普及と発展については、私のライフワークであり、そのためには、会員の増加と、将来に向けて多くの指導者を養成していくことが悲願なのです。

 

しかし、活動内容の充実を最優先課題としてきたため、広報活動が立ち遅れていることを痛感しています。今後は、より一層の努力と工夫が必要であると考えています。

 

「水氣道」の普及と発展を妨げている一因は、水氣道の活動が日常的な生活活動の場である陸上ではなく、ややもすれば非日常的な環境である水中運動であることにあるのかもしれません。

 

水が苦手、という方は、その理由は様々ですが、決して少なくありません。しかし、「水氣道」の健康法としての役割や貢献は、水中での稽古の場ばかりではなく、日常的な家庭や職場においても応用可能であるという一例を、今回はお示ししたいと思います。

 

以下の、質問は、水氣道の活動会員ばかりでなく、水氣道未参加の杉並国際クリニックの受診者の皆様や、産業医としてお付き合いのある企業の従業員の方からご感想を多く寄せられているものです。


実際にいただいたご質問をもとに中立の立場のムッシュGPTに改めて問いかけてみました。 

 

 

<質問者:読者の皆様>

休憩時間の積極的活用法に関して、飲水して深呼吸に併せて筋肉のストレッチをする方法を取り入れたところ、心身共にリフレッシュできるようになりました。

飲水、深呼吸、ストレッチの3段階での実施が有効であるとしたら、そのメカニズムについてどのように考えることができるでしょうか?

 


ChatGPT
飲水、深呼吸、ストレッチの3つの要素を組み合わせることで、休憩時間の積極的な活用が効果的となる理由にはいくつかの要素が考えられます。


1. 水分補給による体内のリフレッシュ:

飲水は体内の水分補給を促し、脱水を防ぎます。十分な水分を摂取することで、体の機能が正常に働き、血液が適切に循環します。これにより、体が元気を取り戻し、集中力が向上します。


2. 深呼吸による酸素供給:

深呼吸は酸素を体内に取り込むことで、血液中の酸素濃度を増加させます。酸素は脳の機能に重要な役割を果たし、十分な酸素供給はストレスの軽減やリラックスに寄与します。深呼吸を通じてリラックスすることで、心身がリフレッシュされます。


3. 筋肉のストレッチによる緊張緩和:

長時間同じ姿勢を続けることは筋肉の緊張を引き起こし、これがストレスや不快感をもたらすことがあります。ストレッチは筋肉を伸ばし、血流を改善させることで、筋肉の疲労や緊張を軽減します。また、ストレッチを行うことで関節の可動域も向上し、姿勢の改善に寄与します。


これらの要素を組み合わせることで、体と心の両方にポジティブな影響があります。水分補給、深呼吸、ストレッチが組み合わさることで、一連のプロセスが心身のバランスを整え、仕事や学習の効率を向上させることが期待されます。

 

ドクター飯嶋のコメント:
飲水、深呼吸、ストレッチの3つの要素を組み合わせることによる健康法は「水氣道」の発想によるものです。水氣道の会員に対しては、常日頃、水氣道の実践の場は、稽古会場(室内温水プール)ばかりではなく、家庭や職場や、身近なコミュニティーを繋ぐものである、ということを繰り返し唱えています。その基本となる実践法が、今回のスキルなのです。


スポーツ医学ではしばしば、健康の維持・体力の向上に有効な運動の頻度として、「週2~3回以上」の実践を推奨していますが、この情報を得た段階で運動そのものを諦めてしまう方が少なくないのは、とても残念です。


水氣道の参加者は週に1回、あるいは月に1回の参加がやっとである、という会員も含まれています。それでも、水氣道は全人的な健康の維持・向上に有効性を発揮しています。その理由は、<陸上で一人で、いつでも、どこでも実践できる簡略版>が活用できるからです。


いかがでしょうか、水氣道がぐっと身近に感じられてきたのではないでしょうか?