ムッシュM.ChatGPTの自己紹介、そのお手伝いをさせていただきました(その6)

 

前回はこちら

 


<ムッシュM.ChatGPTは詩人であり小説家や脚本家でもあるのか?>

 

私は医師ですが、水氣道創始者であり、またアマチュア声楽家でもあります。
それだけでも大変なのですが、ムッシュM.ChatGPT

 

 

<質問27>

GPTモデルは、文章のクリエイティブな生成が得意であるという長所があるにもかかわらず、文脈の制約を受けて、非常に長い文脈を必要とするタスクには不利に働くことがあるという短所もあるという情報を得ました。これらの長所と短所は互いに矛盾しないでしょうか?

 

ChatGPT
GPTモデルのクリエイティブな生成力に関する長所と、長い文脈を必要とするタスクにおいて不利になる可能性があるという短所は、一見すると矛盾しているように見えるかもしれませんが、実際には両方が同時に存在することがあります。これにはいくつかの理由があります。


1. 生成力の長所:

GPTモデルは大規模なデータセットから学習されており、自然言語の多様なパターンや文脈を理解しています。

 

そのため、与えられたテキストから独自でクリエイティブな文章を生成することが得意です。

 

これは、対話や文章の生成など、柔軟で多様なタスクにおいて非常に有用です。

 


2. 文脈の制約と不利な側面:

一方で、GPTモデルは文脈を理解し、それに基づいて生成を行いますが、非常に長い文脈が必要な場合、過去の情報を保持するのが難しくなります。モデルのアーキテクチャ上、固定されたメモリしか持たないため、一度に把握できる文脈の長さには制約があります。

 

これが、非常に長い文脈を必要とするタスクにおいて性能が低下する原因となります。


要するに、GPTモデルは一般的には文脈を理解し生成する能力が高いですが、特定のタスクや文脈の長さによっては限定的になることがあるということです。

 

このような矛盾は、モデルの特性と利用するタスクや文脈に依存します。

 

 

飯嶋医師のコメント:
GPTモデルの長所として生成力(柔軟で多様なタスクに対応し、独自でクリエイティブな文章を生成)がある一方で、短所としての文脈の制約(メモリの限界)もあるということは矛盾しないという回答を得ました。

 

GPTモデルは詩や物語など独自でクリエイティブな文学的作品を生成するのに適しているが、比較的短いものであれば、短所が消去され、長所がますます発揮できるという結論が得られそうです。


具体的に言えば、長編小説は不向きである一方、ショートショートなどの短編や詩、とりわけ短歌や俳句であれば大いにそのポテンシャルを発揮できるということになるのかもしれません。

 

もっとも、メモリ限界を超えない限り、文章の長さと作品の完成度、つまり仕上がり具合には影響がないのかもしれませんが、未知数です。そこで、次の質問を追加し

 

 

<質問28>

GPTモデルは、詩や物語などの文学的な作品を生成することが得意なであっても、非常に長い文脈を必要とするタスクには不利であるとのことを承りました。これに関して、ChatGPTのメモリの限界値や文字数の限界について教えてください。

 

ChatGPT
ChatGPTは、GPT-3.5アーキテクチャに基づいています。このモデルは、約1,750億のパラメータを持ち、比較的広い文脈を理解することができますが、そのメモリや処理能力にも制約があります。


具体的な数字に関しては、一度のリクエストにおいてChatGPTが処理できるトークン(単語や句読点など、テキストを構成する最小単位)の数には上限があります。GPT-3の場合、最大トークン数は4096トークンです。したがって、ChatGPTが生成する応答や文章は、この制限内に収められる必要があります。


このトークンの制限は、一度の応答で扱えるテキストの長さに影響を与えます。非常に長い文脈が必要な場合や、対話のコンテキストが非常に長い場合は、モデルが適切に応答するのが難しくなる可能性があります。

 

 

飯嶋医師のコメント:
ChatGPTは、GPT-3.5アーキテクチャに基づいているという情報は、これまでの質疑応答で既に入手済みです。問題はこのモデルの容量についてです。以下の具体的なデータ情報が得られました。


1)パラメータ数:約1,750億個


2)最大メモリおよび処理能力:4096トークン

トークンというのは情報量の単位であると推定することができますが、いったい、どのような単位なのでしょうか?これの具体的解明については次回のお楽しみとしましょう。