ブログ休止後の活動報告(その1:臨床医学研鑽)

 

ブログ休止中は、主に医学研鑽の強化に充てておりましたが、医学研鑽の継続は、それなりのエネルギーと時間を要します。そこで、ブログ再開に当たっては、無理をしないことを念頭におき、今後は、診療の無い日曜日や祝日は休刊とすることにしました。

 

本年は心療内科専門医の資格更新の年であり、無事に更新出来た直後の学会に、気分を一新して参加してきました。

 

今月19日(土)・20(日)は九州大学医学部にて、第26回日本心療内科学会総会・学術大会に出席しました。

 

主に日独国際交流プログラム、産業医講習会、心療内科指導医講習会に参加しました。オンライン開催でなく会場参加でしたが、講演者や共同座長の一部の方はオンライン参加があり、ハイブリッド型の開催でした。

 

恒例の懇親会は中止となり、旧交を温める機会は限られてしまいましたが、徐々に新旧交代の時期に差し掛かってきているという印象を持ちました。

 

 

専門医資格更新に関して、唯一残っているのが日本東洋医学会の漢方専門医です。

 

更新のための研修業績として、過年度(2016年、2017年、2018年)の専門医研修DVDの視聴とそれに関する筆記試験問題の提出による単位取得を始めて選択してみました。
 

今月22日(火)の夜間および翌23日(水・祝:勤労感謝の日)をフル活用して仕上げることができました。実母が入居施設を転居した後の諸手続きのため帰省先で研修課題に取り組んだ次第です。

 

 

〇 日本東洋医学会漢方専門医資格維持細則

(2023年3月31日)現在85単位取得、残り15単位

 

(1)専門医資格更新申請書

(2)漢方医学的治療が有効であった50症例の症例一覧

(3)前号に定める50症例のうち10症例の臨床報告

 

 

この試験結果がすべて合格であれば、各5点×3=15点が獲得できるため、専門医資格更新業績単位数である100点を丁度充足することができます。


新型コロナ禍以前であれば、更新後の2~3年に達成できていましたが、今回は少なからざる先生方が資格を更新できない可能性があるのではないか、と推測しております。

 

 

来春からの2年間は、武蔵野音楽大学大学院通学という新規プランが加わることによって日常診療には可能な限り悪影響が及ばない様、目下、スケジュール調整に努めております。

 

またこれまで通り、次年度の各専門医学会の開催地および開催日時はすべて発表済であり、週末の東京での開催も多いため、幸い順調に進めていくことができそうです。

 

私は、これまでの実績として、開業後に、通信制により、慶應義塾大学法学部法律学科、米国総合栄養大学および大学院(修士課程・博士課程)を卒業・修了しておりますが、東京大学大学院医学系研究科の保健学修士課程および医学博士課程は通学により修了し、幸いにもすべての学位を取得することができました。

 

東大の大学院は、とくに厳格な基準があるため、修士課程・博士課程は、それぞれ1年延長(留年)することによって修了できたという一定の実績をもっています。  

 

武蔵野音楽大学は私学の、しかも芸術系大学であるため、東大など国立とは異なり、学費の負担は決して軽くないことが懸念材料です。

 

財政的にも時間的にも最小限の2年間でしっかり修了し、日常診療の質の向上をはかりながら、計画的に過ごしていきたいと考えております。