新型コロナウイルス蔓延下での海外遠征・出張・赴任No3

 

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日本渡航医学会をご紹介いたします(その2)

 

昨日に引き続き、上記学会公式サイトをご紹介いたします。

 

理事長の年頭所感が2019年のままになっていることが気になりました。

 

昨年の年頭所感を準備する段階で、いち早く武漢ウイルスが発生したという情報をキャッチされていたのでしょうか。詳細は不明ですが、昨年からCovid-19が世界中を騒がせているにもかかわらず、年頭所感が今年も改訂されていないことに、事態の重大さ、見通しの困難さをうかがうことができるような気がします。

 

 

2019年頭所感

 

日本渡航医学会会員の皆様

 

新年明けましておめでとうございます。

 

2019年は平成最後の猪年です。羊年生まれの私は、昨年の戌に続いて猪に追いかけられる1年になるかと思っています。 猪年は、一般に「波乱の年」と言われます。今年も干支にちなんで、波乱に耐えうるように勤勉かつ着実に学会の運営に 努力していきたいと思っています。

 

昨年日本を訪れた外国人は3,191万人と推定されています、海外に渡航した日本人は1,800万人を超えると予想され、 併せると5,000万人となり益々渡航医学のニーズは高まっています。また、今年はラグビーワールドカップ2019が 日本各地で開催されます。日本を訪れる外国人もさらに増えると予想されます。 今年も日本の渡航医学の発展のために、学会として取り組んできた事業を継続して邁進したいと思っています。

 

今年は、7月14日(日)-15日(月)に第23回日本渡航医学会学術集会が、東京で開催予定です。 大会長は、国立国際医療研究センター病院副院長大曲貴夫先生です。 テーマは、「旅立つ人に安全を、訪れる人に健康を」です。7月に東京の地で皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

 

ご存知のように、2020年には東京オリンピックが開催されます。 本学会は、2017年に、日本熱帯医学会大会、日本国際保健医療学会とともにグローバルヘルス合同学会2017を 東京大学本郷キャンパスで開催しました。参加者は約1,600名にも登り、 グローバルヘルスという合い言葉で集まる多数の親しい仲間達と3日間楽しく過ごせました。 チャンスがあれば2020年も合同学会を開催できればと思います。

 

常に会員の皆様のご意見をできるだけ尊重しながら学会の運営をしていきたいと思っています。 是非気軽にご意見をいただけたらと思っております。

 

本年もご支援の程、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

2019年1月吉日

 

一般社団法人 日本渡航医学会

 

理事長 尾内一信