週間特集: <コロナ蔓延下での実母入院騒動の顛末記>No4

 

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第四日:

1月18日(月)紹介していただいた病院の予約を確保するため8:15に電話を掛けました。

受診可能なのは最速でも3日後の21日(木)と言われました。そこで「本日中に何とか診ていただきたい」と粘りに粘りました。

そして11時に、ようやく診ていただけることになりました。

 

診察の結果、一連の検査(胸部CT、新型コロナウイルスPCR検査などを含む)、PCR検査の結果は幸いに陰性でした。しかし、その結果が得られるまでに相当の時間を要し、入院の許可が得られたのは20時を過ぎていました。

 

そこでようやく一息つくことができました。

 

 

 

 

 

その後、かなり遅い時間になって、はじめて病状についての見立てをいただきました。

 

そのときの診断名は「非痙攣性てんかん重積」とのことでした。

 

つまり、病気の分類上は「てんかん」もしくは「てんかん発作」であって、その原因として脳梗塞」であることは否定されました。

 

そもそも『「てんかん」もしくは「てんかん発作」であったことは、症状の経過だけでもおおよその見当がつくはず』なのだそうです。

さらに「脳波検査で異常波を検出できれば、その波形の出現部位から病巣部の位置が、そして異常波形のパターンで『てんかん』の種類の見当がつく」とのことです。

逆に言えば、血液検査や画像検査(CTやMRIなど)で異常が認められない「てんかん」も存在するということです。

 

ですから、「非痙攣性てんかん重積」ということは、診断医自身が、画像検査に異常が認められない危険な「てんかん」の存在を認めていることになります。

 

ですから「『血液検査や画像検査で異常が無いから病気ではない』などとは決して断言できないはず。問診と臨床的な診察が不可欠だ。」という日頃の夫(飯嶋院長)の見解が正解なのだと思います。

 

たとえば杉並国際クリニックを頼って来院された線維筋痛症の患者さん達は、画像検査や血液検査に異常が認められないばかりに、病気の存在や激しい痛みの症状まで否定されてきたということがしばしば発生しています。

 

こうした医療の現場での対応を経験して、線維筋痛症の患者さんは、その間どれだけ悩み苦しんで絶望的な気持ちに追い込まれてきたことでしょうか。

 

ですから、こうした患者さんたちが、コロナ禍にあって、とりわけ残酷な扱いを受けて精神的に大きなダメージを受けることになりかねない現状について、少なくとも医療従事者は大きな反省と共に、正確な知識を身に着け、きちんとした基本的な対応をすることが求められるはずだと痛感しました。

 

 

JCSでは

刺激すると覚醒する状態(2桁)

 

普通の呼びかけで容易に開眼する・・・10

 

Restless(不穏)上半身全体の震え

 

 

GCSでは

〇 開眼機能:命令すると開眼・・・E3

 

〇 言語機能:「はい」と答える(見当識がある)・・・V5

 

〇 運動機能:病的屈曲(除皮質硬直?)・・・M3、上肢の震え

 

GCS11(E3V5M3)

 

以上より、昨日と同じスコアのまま経過しました