新型コロナ騒動がもたらす高齢者世帯の二次的健康被害


NHKの報道と「母の入院騒動」

 


2020年5月24日 19時16分新型コロナウイルス

 

専門家「社会全体で見守る態勢を」

独り暮らしの高齢者が誰にもみとられず死亡し、その後、新型コロナウイルスの感染が発覚したことについて、高齢化の問題に詳しい「みずほ情報総研」の主席研究員で、日本福祉大学の教授、藤森克彦さんは「心配していたことが実際に起きてしまった」と話しました。
 

藤森さんは「新型コロナウイルスは感染力が強く急変するリスクもあるので、見守りを密にする態勢を作らなければいけないが、一方で直接会えないという課題がある。これまでのように直接会って支援することが難しいので、支援のしかたも工夫しなくてはいけない」と新型コロナウイルスの特有の問題点を指摘します。
 

そのうえで「電話やウェブなどの媒体を通して会話をするという態勢を少しずつ整備していく必要がある。身寄りのない単身高齢者が増えていくことと、秋以降も感染が再び広がるかもしれないと考えるとこうした事態はさらに起こりうることなので、社会として見守り態勢を整備することが求められる」と訴えています。

 


さて、ここからは、体験レポートの予告編です。

 

タイトルは<コロナ蔓延下での入院騒動の顛末記>です。
 

日本福祉大学の藤森克彦教授は「新型コロナウイルスは感染力が強く急変するリスクもあるので、見守りを密にする態勢を作らなければいけないが、一方で直接会えないという課題がある。これまでのように直接会って支援することが難しいので、支援のしかたも工夫しなくてはいけない」と新型コロナウイルスの特有の問題点を指摘されていましたが、現実には、これ以上に厳しい極限状況が発生しているのです。


なぜならば、地方で長らく一人暮らしをしている高齢者が急変した場合は、たとえ外出禁止令が発布されたとしても、遠方の家族は急遽現地に駆け付けざるを得ないからです。密を避けることが原則ですが、支援に向かう家族は「密」を避けることはできません。

 

つまり、直接会えないという課題があるとはいっても、他に方法がない限り、批難を受け、危険を冒しても、直接会いに行くしか術はないのです。

 

母は85歳で地方で一人暮らしです。「お産の他で入院したことはない」というのが自慢でした。そんな彼女が1月15日(金)に、突然、体調を崩し、<振戦、意識障害、歩行不能>の状態に陥ってしまいました。緊急的な医療が必要であった彼女が入院にこぎつけるために想像を絶する経験を致しました。


是非とも皆様の御参考にしていただきたいとの希望により、院長から特別な許しを得て、このブログにご報告させていただくことにしました。

 

週明けの25日(月)から29日(金)までの連載を予定しています。