(鍼灸)「足の三里」のツボ

<はじめに>

 

 

前回は「手の三里(てのさんり)」を紹介しました。

 

 

手の三里は、肘を曲げてできた横皺から手首方向に指3本分で親指側にあり、

 

 

胃腸の機能を整え、ニキビ、喉の痛み、腫れ、首、肩のこり、腰痛、背部の痛みや不安や落ち込みに効果がありというお話でした。

 

 

今回は「足の三里(あしのさんり)」を紹介しましょう。

 

 

 

<足の三里>

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「足の三里」は膝の小指側のくぼみから指4本下にあります。

 

 

胃炎、胃痙攣などの胃に関係する症状や吐気、便秘、下痢、脚、膝、腰の不調、更年期障害、精神の不安定、ニキビなどに効果があります。

 

 

松尾芭蕉が旅をしながらお灸をすえたツボとして有名です。

 

 

足の疲れを取り、胃の調子を整えて食べ物の消化を良好にすることで、栄養の吸収を促進して長い過酷な旅を良好なものにしていたのでしょう。

 

 

 

皆さんもこのツボに指圧やお灸をしてみてください。

 

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭