6月23日(火)
取材報道<NHK特設サイト 新型コロナウイルス>から学ぶ14症例の研究
新型コロナウイルスに感染したとき、どんな事態に直面するのか。感染した人や家族の話を通して、その一端を知るため、NHKが行ったインタビューの内容をできるかぎり詳細にお伝えします。
以下は、取材記事を下敷きとし、加筆や編集部分は赤もしくは緑文字として区別しました。
4月21日取材 さいたま放送局 古市駿
新型コロナウイルスに感染した当事者だからこそ感じたことを伝え、正しい理解を広めたい。埼玉県川越市の小島大補さん(37)は、その思いから実名で証言してくれました。語られたのは病気の怖さや家庭内感染の不安、そして感染者に対する偏見への懸念でした。
コメント:実名で写真付きでの取材に応じた勇気と貴重な体験談に感謝します。以下、小島さんと呼ばせていただきます。
症例12(その1)
第1節:備えていたのに…
人と接する飲食店経営。できる対策はやっていたという
新型コロナウイルスにかかるかもな(註:このような思いを抱きながら努力を続けて、結局罹患してしまった、というケースは医療従事者にも多いです。)というのは思っていました。
人と接する機会も多いですし、すぐには終息しないだろうなというのも思っていて、これからもどんどん増えるなとは思っていました。
こんなに早くかかるとは思っていなかったんですけど、なるべく注意するようにするとか健康にいるようにはしたんですけど、それでもかかってしまうというか難しい病気というか、大変ですよね。
なので、ふだんからできることは全部していて、手洗い、うがいもそうですし、マスクも着用したりですとか、あと特に遊びに行くということは控えていました。仕事の用事以外では動かないようにしていたので。仕事場の換気はもちろんですし。
感染の経路は、はっきりしていない(註:感染経路が明確でないケースが多いのはCovid-19の問題点の一つです。その理由は、感染者のすべてが発症するわけではないこと、発症者が出て濃厚接触者が特定されても、PCR検査の実施が限られているからだと思います。)んですけど、仕事がですね、飲食店と小売りを一緒にやっているようなお店で、カウンターにお客さんが座るというようなこともあったので、どう考えても、つばが飛ぶような距離ではあった(註:リスクのある現場であることの認識があっても、それに見合った対処行動がとれない限り、リスクは少しも軽減されない、という典型的な具体例の一つであるといえるでしょう。)ので、やっぱりずっと怖かったなというのもありますし、それをやらないと仕事にならないし、難しいところですよね(註:せめて、この段階から杉並国際クリニックの推奨生薬セットのステップ1:『玉弊風散』を開始していただければ、と思いました。)
店ではコーヒーとか、お酒とかも提供しているんですけど、みんなが集まれる場所がなくなったら精神的につらいんじゃないかなと思って、新型コロナウイルスにかかることよりも、自分が普通にしているということが大事なんではないかなと思った部分もあります。
お客さんのために(註:小島さんのお店は禁煙または分煙がなされていたのでしょうか。お客さんのためという思いやりのために禁煙にしないで頑張っている喫茶店が高円寺にもあります。残念ながら、これはお客さんのためには決してなりません。また、マスクをしないで夫婦で営業している食堂も近所にあります。しかも、喫煙可です。いずれの店舗もワンルームで小規模かつ三密です。私は、以前から、親しくしていたので、それとなく勧告していたのですが、いずれも聞き入れていただけませんでした。いずれも世間的には良い人たちなのですが、医師である私にとっては残念な人々です。それ以来、いずれにも足を向けないようにしております。)怖いけど仕事しないといけない(註:医療従事者も同様ですが、恐怖を感じながら仕事を続けていると免疫力と注意集中力とが共に低下し、感染リスクを増大させてしまう可能性を増やしてしまったのではないかという事例が目につきます。)。
<明日へ続く>
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