6月19日(金)
取材報道<NHK特設サイト 新型コロナウイルス>から学ぶ5症例の研究
症例が増え11症例目に入ります。
新型コロナウイルスに感染したとき、どんな事態に直面するのか。感染した人や家族の話を通して、その一端を知るため、NHKが行ったインタビューの内容をできるかぎり詳細にお伝えします。
以下は、取材記事を下敷きとし、加筆や編集部分は赤もしくは緑文字として区別しました。
5月5日取材社会部 間野まりえ
50代の女性は企業の中に設けられた診療所で契約の看護師として働いていました。医療従事者であり、非正規雇用でもある人の感染。今も症状が続き、生活に不安を感じているという女性の話です。
症例11(その1)
第1節:感染するだろうと思っていた
女性が発症したのは3月中旬(註:発症する前に、第一弾の「玉弊風散」をプレゼントして差し上げたかった、と本気で思いました)。
37度前後の微熱に加え、頭痛(註:第三弾の「地竜」の適応)や吐き気(註:第二弾その2の「藿香正気散」の適応)、せき、たん(註:第二弾その1の「金羚感冒酸散」の適応)などの症状が出たという。
女性は、いつ感染してもおかしくないと考えていた(このような覚悟をしてまで使命を全うしなければならない医療従事者に対して有効な積極的予防策を提案できないのは行政の責任ばかりでなく、そのような立場の医療スタッフを守れなかったほとんどの医師はこぞって猛省すべきでしょう。)
めまいと、気持ちの悪さというか悪寒ですね、あと微熱が出ました。これは何かいつもと違うなとすぐに感じました。今までかかった風邪とは明らかに違う感じがする(註:つまり、この看護師の方は、新型コロナウイルスに感染した可能性が高いことを予め知っていて警戒していたにもかかわらず、恐れていた通りのことが起きてしまったというのは放置できない重大なことです)んですね。
(働いていた診療所では)防護服とか使っていないのと、マスク1枚で対応しなくてはいけない。中国の出張から帰られた方とか、「感染者が発生した施設を使っていた」とあとから連絡来たりとか、そういった方たちとも接触があるのですごく危険を感じていました。発熱されている方とも常に接触してました。
体調悪くなったりとか健康に関係することはまず第1に私のところに(相談が)来るので、一番最初に(新型コロナウイルスに)かかるのは私だろうなと思っていました。
<明日へ続く>
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