まずは、既存の感染症予防から
新型コロナウイルスに対して、有効なワクチンの開発が期待されています。しかし、これまで国も国民も既存の感染症に対する予防接種に対して、どれほど注意と関心を払っていたでしょうか。今年になって不誠実な事務局長テドロス氏のために急激に信用が失墜してしまったWHOではありますが、そのWHOが推奨する施策がなされていないことは「ワクチン・ギャップ」という言葉を通して厚生労働省も公に認めています。以下は厚労省のHPからの引用です。
昭和二十三年の予防接種法(昭和二十三年法律第六十八号。以下「法」という。)の制定以来、六十年以上が経過したが、この間、予防接種が、感染症の発生及びまん延の予防、公衆衛生水準の向上並びに国民の健康の保持に著しい効果を上げ、かつて人類にとって脅威であった天然痘の制圧や西太平洋地域におけるポリオの根絶等、人類に多大な貢献を果たしてきたことは、歴史的にも証明されているところである。
一方、平成の時代に入ってから、…(中略)…同時期に麻しん・おたふくかぜ・風しん混合(MMR)ワクチンのおたふくかぜ成分による無菌性髄膜炎の発生頻度等が社会的に大きな問題となり、国民の予防接種に対する懸念は解消されなかった。
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「国民の予防接種に対する懸念は解消されなかった」ことによって、ワクチン開発が遅れた、とでも言いたそうな文脈が気になるところです。たしかに、それも理由の一つではあると思いますが、ワクチン全般の開発の遅れの理由を説明することはできないと思います。
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