大阪大学 感染症制御学 朝野教授の知恵に学ぶ:やっと見えてきたコロナで死なずに済む方法!No.3

<善玉ストレスを増やし、悪玉ストレスを減らす>

 

現在、私たちは程度の差こそあれ誰もが不安を抱えています。

こうした一般的な不安というものは消し去る必要はないし、またそれは困難です。これは私たちが危険に陥らないように、また生命維持のために必要な警戒心を維持していくためにはむしろ益となるものです。

たしかにこれが長引けば慢性的ストレスとなり、悪玉ストレスとなりますが、まだ善玉ストレスの延長であると考えてよいのではないかと思います。

 

そうした私たちにもし新型コロナウイルス感染症を疑う症状が現れたとき、この不安はさらに増強し、強い恐怖になります。冷静さを保つことが難しくなります。

 

ここで少し考えてみましょう。
その時に不安を放置し、てしまうと、どのようなことになるでしょうか?

 

どのように対応するかが運命の分かれ道です!

突然の激しい不安と恐怖によって私たちは狼狽し、強いあせりが生じ常軌を逸してしまいがちになるのではないでしょうか。

さて激しい不安とあせりは免疫力を一層低下させ、さらに感染の拡大、重症化の危険を高めてしまいます。
だからこそ、このような状況を迎える中で最も重要な鍵となるのが“慌てないで”冷静に行動することなのです。行政からの指示をひたすら待っているだけでは手遅れになり、命取りとなることはすでに経験済みです。

<そこで、発想を転換する必要が生じるのです。>

野口将成(事務次長・健康管理士)