大阪大学 感染症制御学 朝野教授の知恵に学ぶ「やっと見えてきたコロナで死なずに済む方法!」No.1

<SRAS対策でわかったこと>

火事だ!」と電話をしたら、
いたずら電話かもしれませんので、確認の上消防車を出動させます」と消防署から言われたら、どうするだろう?

どのくらいかかりますか?」と尋ねたら、「臨機応変に致しますので」との答えが返ってきたら、どう対処すればよいのだろうか?

すぐに来てくれると思うのは、間違いである。
おそらくあなたの家が全焼し、隣家にも飛び火した頃にやっと来てくれるかもしれない。
いや、町中が延焼しても来てくれないかもしれない。

 

もう自己防衛しかない。

 

SARS(重症急性呼吸器症候群)の初期の対応で、いくつかの自治体は、
こののんきな消防署と同じ対応をとった。

 

2003年5月、阪大病院 感染制御部 朝野和典教授の記事より

 

 

「SARS対策でわかったこと」は17年前のSARSの記事です。新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の病原体は、SARSコロナウイルス(SARS-CoV2)とされ、SARSウイルスの親戚であることがわかってきました。ですから、17年前の経験を生かしていれば、もっと多くの生命を救うことができたはずです。

 

上記のたとえ話の中の「消防署」を「保健所」に置き換えて読み直してみてください。

 

<明日改めて検討してみましょう>

 

野口将成(事務次長・健康管理士)