私は、例年3月になると、ウィーンの定宿を拠点として、欧州各地で開催される国際医学会に出席して研鑽を積むことを例としていました。
今年は、経済的な理由で、早々と渡欧を断念しました。御蔭でCOVID-19パンデミック騒動に巻き込まれずに済んだのは幸運でしたが、多くの皆様が心配を寄せてくださいました。
ウィーンは医学ばかりでなく、声楽修行の場でもあります。
私がもっとも愛して止まない欧州の街の一つです。3月30日付と4月12日付で、ウィーンに在住する、それぞれ別のピアニストからのメールを受け取りました。
ウィーンは、早めに、しっかりと賢明な対応をした結果、すでに暗いトンネルの向こう側の光が見え始めているようです。
ウィーンからの手紙No1. Mon, 30 Mar 2020 11:53:20 +0000 (UTC)
H.Iさん(ウィーン在住の女性伴奏ピアニスト)から
飯嶋正広 様
ご無沙汰しています。
メール有難うございました。
オーストリアは政府が早目に手を打ち、郵便局や銀行、スーパーマーケットを除く店が休業。国立オペラ座や様々なコンサート、イベントもキャンセル。学校、大学も休校。外出制限が出ていて何とも窮屈です。でもそのお陰でイタリア、スペイン等の大惨事にならずに済んでいるのかもしれません。
お陰様で私は元気にしています。
今年はいらっしゃらないのだな、と思っていました。もしかしたら医療関係者は早々と情報を聞きつけて予想していらしたのかな、とも思ってみたり。
日本も感染者が増えないと良いですね
お心にかけて頂き恐縮です。
Visca先生に会うのは現在の規制が解除されてからになってしまいますがよろしいでしょうか?
くれぐれもお気をつけてお過ごし下さい。
註:
Visca先生(Claudia Visca)は、米国生まれのソプラノ歌手で、現在ウィーン国立音楽大学教授です。9年前に国際コンクールに入賞したときの副賞で、はじめてレッスンを受けたときから、定期的に指導してくださっている先生です。伴奏ピアニストのH.Iさんもその時以来のお付き合いです。ウィーン国立音大で私がレッスンを受ける際には、必ず彼女にピアノ伴奏を御願いしています。
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