聖楽院のワークショップはセラピーを目的としています。
しかし、その方法は音楽芸術を磨くための優れた方法を採っています。
ですから、レッスン生の皆様は治療を受けている患者としての意識でなく、カルチャーセンターのレッスン生としての感覚で楽しんでいただくだけでよいことになります。
今回は、第3回合同稽古に参加されたレッスン生の体験レポートを紹介します。
テーマ <臨床聖楽法における「意識」の持ち方>
報告:聖楽院基礎科B組レッスン生 植田栄喜
監修:聖楽院主宰 飯嶋正広
以下は、植田さんのレポートをもとに編集したまとめです。
1)姿勢:
楽譜を高く持つように意識する
視線が下がると喉がしまってしまうので目線を上げて遠くへ声を飛ばすようにすると全体的に声が大きくなっていた。
2)呼吸:
ブレスの場所を意識する
ブレスの準備が出来ていると心理的な余裕も出来たからか柔らかく歌えていた。
3)読譜:
音符の付点を意識する
音符の長さを確認しながら、その後に来る歌詞をしっかり発音すると音が綺麗に聞こえた。
4)発音:
母音を意識する
高音を延ばすのに歌詞の後に母音を入れて歌ったり、歌詞の前に「ん」を入れて歌ったりするだけで、とてもスムーズに音が出て楽に歌えた。
5)発声:
顎の根元から耳の裏にかけてのラインを意識して声を出す
口を大きく開けることで声を遠くに飛ばせていた。
6)発語と歌唱:
歌詞毎に区切りを意識して歌う
フレーズの区切りを意識することで、聞いている人に日本語としてはっきりわかりやすく伝えることができた。歌っていても歌詞の意味をしっかりと理解しながら歌えた。
如何でしたでしょうか。とても優れたレポートです。
聖楽院で実際に行っている「臨床聖楽法」の基本を、実体験を通して体系的にまとめた、わかりやすいリポートであると思います。
他の参加者の皆様のレポートも大いに歓迎いたします。
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