(鍼灸)東洋医学の話をしようー経絡(18)任脈

<はじめに>

前回は「督脈」のお話をしました。

 

 

「百会」は両耳と鼻を線でつないで交わる頭のてっぺんにあり、「自律神経改善」「不眠症」「頭痛」「肩こり」「めまい」「耳鳴り」「鼻づまり」「痔」などに効果があります。

 

 

「上星」は前髪の生え際から指一本上がったところにあり、「鼻炎」「花粉症」「頭痛」「目の疲労」に効果があるというお話でした。

 

 

今回は「任脈(にんみゃく)」のお話をします。

 

 

<任脈>

 

14任脈

 

 

 

「任脈」は肛門と恥骨の間から腹部を通り顎に繋がります。

 

 

全部で24のツボがあります。

 

 

順番に見ていきましょう。

 

 

1.会陰(えいん)

 

2.曲骨(きょくこつ)

 

3.中極(ちゅうきょく)

 

4.関元(かんげん)

 

5.石門(せきもん)

 

6.気海(きかい)

 

7.陰交(いんこう)

 

8.神闕(しんけつ)

 

9.水分(すいぶん)

 

10.下脘(げかん)

 

11.建里(けんり)

 

12.中脘(ちゅうかん)

 

13.上脘(じょうかん)

 

14.巨闕(こけつ)

 

15.鳩尾(きゅうび)

 

16.中庭(ちゅうてい)

 

17.膻中(だんちゅう)

 

18.玉堂(ぎょくどう)

 

19.紫宮(しきゅう)

 

20.華蓋(かがい)

 

21.璇璣(せんき)

 

22.天突(てんとつ)

 

23.廉泉(れんせん)

 

24.承漿(しょうしょう)

 

 

になります。

 

 

 

今回は「気海」「水分」「中脘」を見ていきます。

2019-10-08 14-19

 

 

 

 

「気海」は、おへそより指2本分下にあります。「全身の血行を促しカラダを温める」効果があります。

 

 

 

「水分」は、おへそより指1本分上にあるツボです。「余分な水分を体の外に排出する」効果があります。

 

 

 

「中脘」はおへそから指3本×2上にあるツボです。「胃腸の働きを高める」「消化不良」に効果があります。

 

 

 

仰向けに寝て、これらのツボを包むように手を当ててみてください。

 

 

 

体が楽になりますよ。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭