(鍼灸)東洋医学の話をしようー経絡(17)督脈

<はじめに>

 

 

前回は「肝経」のお話をしました。

 

 

「太衝」は足の甲で親指と人差し指の間で足首の方にたどっていき、指の止まるところにあり、「頭痛」「めまい」「目の疲れ」「イライラしてよく眠れない」などに効果があります。

 

 

「中封」は内くるぶしと、足首の全面にある腱のちょうど真ん中にあり、「ぎっくり腰」「気分の落ち込み」「不安」「冷え症」などに効果があるというお話でした。

 

 

今回は「督脈(とくみゃく)」のお話をします。

 

 

 

<督脈>

 

13督脈

 

 

「督脈」は臀部から脊中を通り、口腔までつながっています。

 

 

全部で28のツボがあります。

 

 

では、順番に見ていきましょう。

 

 

1.長強(ちょうきょう)

 

2.腰兪(ようゆ)

 

3.腰陽関(こしのようかん)

 

4.命門(めいもん)

 

5.懸枢(けんすう)

 

6.脊中(せきちゅう)

 

7.中枢(ちゅうすう)

 

8.筋縮(きんしゅく)

 

9.至陽(しよう)

 

10.霊台(れいだい)

 

11.神道(しんどう)

 

12.身柱(しんちゅう)

 

13.陶道(とうどう)

 

14.大椎(だいつい)

 

15.瘂門(あもん)

 

16.風府(ふうふ)

 

17.脳戸(のうこ)

 

18.強間(きょうかん)

 

19.後頂(ごちょう)

 

20.百会(ひゃくえ)

 

21.前頂(ぜんちょう)

 

22.顖会(しんえ)

 

23.上星(じょうせい)

 

24.神庭(しんてい)

 

25.素髎(そりょう)

 

26.水溝(すいこう)

 

27.兌端(だたん)

 

28.齦交(ぎんこう)

 

 

になります。

 

 

 

今回は「百会」「上星」を見ていきましょう。

2019-10-08 14-14

 

 

 

「百会」は両耳と鼻を線でつないで交わる頭のてっぺんにあります。

 

 

「自律神経改善」「不眠症」「頭痛」「肩こり」「めまい」「耳鳴り」「鼻づまり」「痔」などに効果があります。

 

 

 

 

「上星」は前髪の生え際から指一本上がったところにあります。

 

 

「鼻炎」「花粉症」「頭痛」「目の疲労」に効果があります。

 

 

不思議と鼻が通るので指圧してみてください。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭