(鍼灸)東洋医学の話をしようー経絡(12)腎経

<はじめに>

 

 

前回は「膀胱経」のお話をしました。

 

 

「承筋」はアキレス腱を下からたどっていき、指が止まるところにあり、「腰、背中の張り」「ふくらはぎの張り、痛み」に効果があります。

 

 

「崑崙」は、くるぶしの外側とアキレス腱の中間にあり、「かかとの痛み」「足首の捻挫」「坐骨神経痛」「腰痛」に効果があるというお話でした。

 

 

今回は「腎経」を紹介していきます。

 

 

 

<腎経>

8腎経

 

 

 

腎経は足の裏から足の内側を通り腹部、胸部を流れます。

 

 

 

全部で27のツボがあります。

 

 

では順番に見ていきましょう。

 

1.湧泉 (ゆうせん)

 

2.然谷 (ねんこく)

 

3.太谿 (たいけい)

 

4.大鐘 (だいしょう)

 

5.水泉 (すいせん)

 

6.照海 (しょうかい)

 

7.復溜 (ふくりゅう)

 

8.交信 (こうしん)

 

9.築賓 (ちくひん)

 

10.陰谷 (いんこく)

 

11.横骨 (おうこつ

 

12.大赫 (たいかく)

 

13.気穴 (きけつ)

 

14.四満 (しまん)

 

15.中注 (ちゅうちゅう)

 

16.肓兪 (こうゆ)

 

17.商曲 (しょうきょく)

 

18.石関 (せきかん)

 

19.陰都 (いんと)

 

20.腹通谷 (はらのつうこく)

 

21.幽門 (ゆうもん)

 

22.歩廊 (ほろう)

 

23.神封 (しんぷう)

 

24.霊墟 (れいきょ)

 

25.神蔵 (しんぞう)

 

26.彧中 (いくちゅう)

 

27.兪府 (ゆふ)

 

になります。

 

 

今回は「湧泉」「復溜」を紹介します。

 

2019-08-20 11-39

 

 

 

「湧泉」は土踏まずのくぼんだ所の中央にあります。生命力や生殖に関係する最も大切なツボです。

 

 

「高血圧」「冷え」「のぼせ」「むくみ」「不眠」「腎臓疾患」に効果があります。

 

 

「復溜」は内くるぶしから指3本分上でとアキレス腱の間にある凹んだところにあります。

 

 

「下半身の血行促進」「余分な水分の排出」「高血圧」に効果があります。

 

 

特に「湧泉」は重要なツボになります。指圧してみてください。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭