最新の臨床医学 7月5日(金)アレルギー・感覚器系疾患

独法国立相模原病院・アレルギー科

VS杉並国際クリニック・アレルギー科(その4)

 

杉並国際クリニックのアレルギー科が行っているアレルギー専門外来診療の守備範囲を説明する目的で、我が国におけるアレルギー診療の最先端の医療センターである相模原病院との比較してみました。

 

情報源は、同病院のホームページで

 

Q.

アレルギー性鼻炎はアレルギー科で受診できますか?

 

A.

アレルギー性鼻炎に関しては、副鼻腔や鼻ポリープなどでは手術が必要なことや鼻洗浄や鼻ネブライザーなどが有効なこともあることから、耳鼻いんこう科受診をお勧めしております。なお月曜日午前には、耳鼻いんこう科専門医が鼻アレルギー外来を行っております。

 

 

Q.

金属アレルギーの検査はできますか?

 

A.

当科では金属アレルギーの検査は行っておりません。皮膚科へご相談下さい。

 

 

Q.

じんま疹はアレルギー科で受診できますか?

 

A.

じんま疹のみ場合は皮膚アレルギーの診療を行っている皮膚科受診をお勧めいたします。他の皮膚疾患の可能性がないかの確認が必要となるからです。ただし皮膚症状だけでなく息苦しさ、腹痛、意識消失などが重なる場合、アナフィラキシーという全身アレルギーの症状である可能性がありますので、その場合はアレルギー科を受診して下さい。

 

 

<杉並国際クリニックからの視点>

Q.

アレルギー性鼻炎は杉並国際クリニックのアレルギー科で受診できますか?

 

A. 

アレルギー性鼻炎に関しては、副鼻腔や鼻ポリープなどでは手術が必要なケースを除いて、当クリニックで診療していますので、ご相談ください。一般的に、内科領域のアレルギー疾患の代表は気管支喘息ですが、杉並国際クリニックを受診される気管支喘息の患者さんの3分の2近くにアレルギー性鼻炎が合併しています。これを鼻炎合併喘息といいますが、アレルギー性鼻炎と気管支喘息を統合的にお治療することが患者さんの利益にかなうことは学会でも認められているので、アレルギー専門医としては気管支喘息のみならずアレルギー性鼻炎のチェックも必ず行うべきだと考えて毎日実践しております。

 

 

Q.

金属アレルギーの検査は杉並国際クリニックでできますか?

 

A.

当科では金属アレルギーの検査のみを希望される方の初診受付は行っておりません。お急ぎの方は皮膚科へご相談下さい。当クリニックでの金属アレルギーの検査は、アレルギー専門医の立場から必要であると判断した場合のみ実施しております。

 

 

Q.

じんま疹は杉並国際クリニックで受診できますか?

 

A.

じんま疹のみ場合であっても、ご受診ください。30年に及ぶ臨床経験を持っています。とりわけ、じんま疹は他のアレルギー疾患を背景とすることがあります。また皮膚症状だけでなく息苦しさ、腹痛、意識消失などが重なる場合があります。これはアナフィラキシーという全身アレルギーの症状を引き起こす可能性があり、さらにショック状態に至るものをアナフィラキシーショックといいます。生命にかかわることがありますので、放置しないで私共のようなアレルギー専門医に御相談ください。