(鍼灸)東洋医学の話をしようー 経絡(4) 胃経

<はじめに>

 

 

前回は 「大腸経」のお話をしました。

 

 

「合谷」は「頭痛」「歯痛」「肩こり」「便秘・下痢」「目の疲れ」に効果があり

 

 

「手三里」「曲池」は「肩こり」に 効果があるというお話でした。

 

 

今回は「胃経」についてお話します。

 

 

<胃経>

3胃経

 

 

「胃経」は 顔面から胸部、腹部、太腿、脛を通り最後は人差し指の爪の生え際につながります。

 

 

45個のツボがあります。

 

 

では、その45個のツボを挙げていきましょう。

 

 

1.承泣(しょうきゅう)

 

2.四白(しはく)

 

3.巨髎(こりょう)

 

4.地倉(ちそう)

 

5.大迎(だいげい)

 

6.頬車(きょうしゃ)

 

7.下関(げかん)

 

8.頭維(ずい)

 

9.人迎(じんげい)

 

10.水突(すいとつ)

 

11.氣舍(きしゃ)

 

12.缺盆(けつぼん)

 

13.気戸(きこ)

 

14.庫房(こぼう)

 

15.屋翳(おくえい)

 

16.膺窓(ようそう)

 

17.乳中(にゅうちゅう)

 

18.乳根(にゅうこん)

 

19.不容(ふよう)

 

20.承滿(しょうまん)

 

21.粱門(りょうもん)

 

22.関門(かんもん)

 

23.太乙(たいいつ)

 

24.滑肉門(かつにくもん)

 

25.天枢(てんすう)

 

26.外陵(がいりょう)

 

27.大巨(だいこ)

 

28.水道(すいどう)

 

29.帰来(きらい)

 

30.氣衝(きしょう)

 

31.脾関(ひかん)

 

32.伏兎(ふくと)

 

33.陰市(いんし)

 

34.梁丘(りょうきゅう)

 

35.犢鼻(とくび)

 

36.足の三里(あしのさんり)

 

37.上巨虚(じょうこきょ)

 

38.条口(じょうこう)

 

39.下巨虚(げこきょ)

 

40.豐隆(ほうりゅう)

 

41.解谿(かいけい)

 

42.衝陽(しょうよう)

 

43.陷谷(かんこく)

 

44.内庭(ないてい)

 

45.厲兌(れいだ)

 

 

覚えるの大変だったことを思い出します。

 

 

4個ずつに区切って覚えるようにすれば良いことに気付いてなんとか覚えました。

 

 

一生懸命だったあの頃を思い出します。

 

 

今回は「巨髎」と「天枢」を紹介しましょう。

 

 

<巨髎>

2019-06-13 11-09

 

 

瞳と小鼻の交差したところにあります。

 

 

「巨髎」は「副鼻腔炎」に効果のあるツボです。

 

 

副鼻腔炎のときに押すととても痛いです。

 

 

痛さを我慢して押していくと鼻が通ってきます。

 

 

<天枢>

2019-06-13 11-10

 

 

     へその横指3本分の場所にあるツボです。

 

 

「便秘」「下痢」「腹部膨満感」に効果のあるツボです。

 

 

押してもいいのですが、横になって手のひらを当てて手の温かさを伝えていくようにしていくといいでしょう。

 

 

私の印象では、特に「下痢」に効果があります。

 

 

来週も「胃経」のツボを紹介していきます。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭