(鍼灸)<線維筋痛症 JFIQの経過報告> 2019年3月度

<線維筋痛症 JFIQの経過報告>

 (図1)

JFIQ経過報告201903

 

JFIQ線維筋痛症の経過観察に欠かせない指標です。

 

最高点が100点で、20点未満が正常値になります。

 

(図1)は左側が初期時の点数、右側が現在の点数でその2点を結んだものです。

 

 

( 図2)

JFIQ効果201903 

(図2)は線維筋痛症の治療効果の割合を表したものです。

 

50以上点数が下がると「著効」です。

 

20以上50未満点数が下がると「改善」です。

 

20未満の点数の低下は「無効」の判定となります。

 

 

<今回の考察>

正規性の検定で初期値、現在値共に正規性がありました。

その後、関連2群の検定と推定を行いました。

 

 

1)統計的にみて、JFIQスコアが有意に改善したことが証明されました。P(危険率)=0.001%でした(図1)

 

2)JFIQスコアの判定基準として、20点以上改善されると治療が有効、50点以上改善されると著効となります。

  今回、18名の平均で31.8点改善していたため、全体として鍼治療は有効であったと言えます。

個別でみると、著効4名(22.2%)、有効9名(50%)、無効5名(27.8%)でした。(図2)