最新の臨床医学:4月13日(土)漢方治療についてのQ&A

Q2-実際 

歯科医師も漢方薬を処方できるのですか?

 

 

A2-実際 

歯科領域でも漢方の適応が増え、現在は11処方が認められています。たとえば、抜歯後の疼痛には立効散、歯槽膿漏には排膿散及湯などが有名です。もちろん内科医はオールラウンドに処方することができます。たとえば、口内炎には、半夏瀉心湯、黄連解毒湯、黄連湯、茵蔯蒿湯、口渇には、五苓散、白虎加人参湯が保険適応です。

 

最近新たな適応として4処方があり、顎関節症に対して葛根湯や芍薬甘草湯、味覚障害に対しては補中益気湯や十全大補湯を挙げることができます。