ここで掲載する内容は、一般社団法人日本アレルギー学会の
ホームページ<一般の皆さま>から引用したものです。
最後に杉並国際クリニックからのメッセージを加えています。
蕁麻疹③
Q3
蕁麻疹にはどのような検査がありますか
A
蕁麻疹の検査は、詳しい問診(患者さんのお話しを聞く診察のこと)に基づいて行われます。皮膚症状が、いつも特定の食べ物を食べた後や行動、場所に限って現れる場合は刺激誘発型の蕁麻疹が考えられます。
その中には、アレルギーが関係しているものも含まれます。アレルギーが関係している場合は、血液検査が一般的ですが、疑われる物質で皮膚を刺激して調べることもあります。食べ物、薬剤、運動などの関連が疑われる場合は負荷試験、つまり、疑われる刺激を患者さんに加えて実際に症状を起こす試験が行われることもあります。
蕁麻疹以外に発熱、体がだるい、疲労感がある、関節が痛む、胃が痛む、などの症状がある場合は、それぞれの症状に基づく血液検査や、胃の検査などが行われることもあります。しかし、蕁麻疹では最も頻度の高い、自発的に症状出現を繰り返す特発性の蕁麻疹の場合は、今のところ原因や重症度を調べるための検査はありません。ただし、特発性の蕁麻疹でも、一カ所の皮膚症状が1日以上消えない場合は皮膚の一部を採って顕微鏡で調べる皮膚生検が行われることもあります。
また、繰り返しまぶたやくちびる、あるいは喉が腫れて息苦しくなる血管性浮腫という病型の場合は、遺伝性か否かを見分けるための血液検査が行われることがあります。
杉並国際クリニックからのメッセージ
蕁麻疹では特発性蕁麻疹(最も頻度の高い、自発的に症状出現を繰り返す病型)の場合は、今のところ原因や重症度を調べるための検査はありません。
アレルギーが関係している場合は、血液検査が一般的ですが、疑われる物質で皮膚を刺激して調べることもあります。食べ物、薬剤、運動などの関連が疑われる場合は負荷試験、つまり、疑われる刺激を患者さんに加えて実際に症状を起こす試験が行われることもあります。
血管性浮腫という病型の場合は、遺伝性か否かを見分けるための血液検査が行われることがあります。
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