Nogucchiの懺悔録 No.135 <風疹の流行続く>

風疹や麻疹(はしか)の流行が続いている。5日の国立感染症研究所(感染研)の発表によると、風疹は2月24日までの1週間で、新たに109人の患者が報告された。

100人を超えたのは約2か月ぶり。今年に入って計650人に上り、最近10年では約1万4000人の患者が出た2013年に次ぐペースだ。

 

読売新聞:yomiDr(ヨミドクター)より

 

流行の中心となっているのは、現在30代後半~50代前半の男性です。

風疹ワクチンは、1977年8月~95年3月までの約18年間、中学生の女子のみを対象に学校での集団予防接種(1回)が行われていました。

男児が風疹ワクチンの対象となったのは、95年4月からで、その時点で中学を卒業していた男性はワクチン接種を受ける機会がなかったためです

風疹はワクチンを接種して予防することが最良の対策です。

 

現在は麻疹ワクチンと風疹ワクチンを混合したMRワクチンを1歳時と小学校入学前の2回接種することが一般的です。

 

1989年には生後12~72カ月の男女全員への麻疹ワクチン定期接種時に、風疹ワクチンも含まれた混合ワクチンを選択してもよいことになりました。

 

現在30歳代から50歳代前半の男性で、風疹にかかったことがない人は、いつ風疹に感染してもおかしくありません。

 

ちなみに50歳代後半以降の男性は、ワクチン接種を受けていないが、逆に多くの人が風疹を経験したことで風疹ウイルスに対する抗体を持っているといわれていています。

 

30歳代以降の男性のワクチン接種が重要です。

 

 

杉並区では、風疹の抗体検査・予防接種に助成が出ています。

 

詳しくは杉並のHPで確認してください。

風しん抗体検査・予防接種

 

まずは抗体検査を受け、抗体の有る無しを知ることが重要です。