(鍼灸)東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(7)ーまとめ

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液(7)ーまとめ >

 

<はじめに>

前回まで氣・血・津液・臓腑の触りの部分までお話しました。

たくさんの用語が出てきて、混乱された方もいらっしゃるかと思いますので、

ここで一旦、今までの話を復習しましょう。

 

 

 

 

<(鍼灸)東洋医学の話をしよう1ー人体を構成する3つの要素>

では、

 

東洋医学では人体が3つの要素で構成されていることをお伝えしました。

人体を構成する3つの要素とは

 

氣(き)」、「五臓(ごぞう)」、「経絡(けいらく)」であると言うお話でした。

 

 

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(1)>

では、

 

「氣」の作られ方について解説しました。

 

・「氣」は「精(せい)」が変化したもので、

 

・「精」は「先天の精(せんてんのせい)」「後天の精(こうてんのせい)」の2つの種類があり、

 

・「先天の精」は両親から受け継いだのもで「腎」に蓄えられ、

 

・「後天の精」は飲食物から消化器官である「脾・胃」で作られ「先天の精」を補充する

 

というお話でした。

 

 

 

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(2)>

では、

 

「氣」の身体内の働きによって4つに分類され、

 

・氣には働き方によって「元氣(げんき)」、「営氣(えいき)」、「衛氣(えき)」、「宗氣(そうき)」に分類され、

 

・「元氣」は生命活動の原動力であり

 

・「営氣」は全身を栄養を送り

 

・「衛氣」は身体を病原体などから防衛し

 

・「宗氣」は心肺機能を支えて氣や血(けつ)(血液)や津液(しんえき)(水)を循環させる

 

というお話をしました。

 

 

 

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(3)>

では、

 

氣の役割についてお話しました。

 

・氣には5つの役割があり

 

推動(すいどう)作用ー臓腑、経絡の活動、血液を巡らせ、

 

防御(ぼうぎょ)作用ー身体を病原体や外部の環境から守り、

 

固摂(こせつ)作用ー体液が無駄に出てしまうのを防ぎ、

 

気化(きか)作用ー氣が*血や*津液に変化させ、

 

温煦(おんく)作用ー全身を温める

 

というお話をしました。

 

 

 

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(4)>

では、

 

血(けつ)」と「津液(しんえき)」について説明しました。

 

・「血」は血管内の赤い液体で「営氣」とともに流れ、

 

・「津液」は体内の水分の総称で無色透明であり

 

・「血」「津液」は体内を循環して栄養を運び身体を潤す

 

というお話をしました。

 

 

 

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(5)>

では、

 

「五臓」と「血」(血液)の関係についてお話しました。

 

・「氣」から「血」が作られる(氣化(きか)作用)

 

・「氣」と「心」の働きによって「血」は身体を流れる(推動(すいどう)作用)

 

・「氣」と「脾」の働きによって「血」が体外に漏れない(固摂(こせつ)作用)

 

・「肝」は「血」を貯蔵する

 

というお話でした。

 

 

 

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(6)>

では、

 

    「津液」と「氣」の関係についてお話しました。

 

・「氣」が変化して「津液」になる(気化作用)

 

・「氣」は「津液」を身体中に巡らせる(推動作用)

 

・「氣」は「津液」を身体から漏らさない(固摂作用)

 

    というお話でした。

 

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      来週から、臓腑の話が始まります。よろしくお願いします。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭