Mr.Nogucciの懺悔録No.129 <インフルエンザの新薬>

インフルエンザのお薬で、ゾフルーザという新薬が出ています。

 

タミフルは1日2回、5日間飲む必要がありますが、ゾフルーザは1回飲むと終了です。

 

 

テレビでも製薬会社の取材で取り上げらていました。

 

その中で、院内処方で出された薬をその場で飲み、2日で改善した例がとりあげられてました。

 

製薬会社が新薬をアピールする場でもあるので、良い面を放送するのは当然だと思いますが、悪い面や、懸念材料が「新薬なのでこれからどのような副作用が出てくるか分からない」とナレーションで流れたのみでしたので、気になり調べてみました。

 

放送されなかった事では、薬が効いている時間が長い。

半減期がタミフルで5時間程度ですが、ゾフルーザだと100時間です。

つまり効いている時間も長いけれども、副反応が出てもその間、何もできないということです。

 

 

もう1つ、耐性ウィルスがタミフルより発生しやすい。

新聞によると、既に2件の報告があったそうです。

 

このような不都合な点を知らせず、「1回飲むだけで効く」と便利な点のみを強調しているのはどうかと思います。