Nogucciの懺悔録 No.113

<アルコール②>

 

アルコール依存についてです。

 

まず4つの質問に「はい」か「いいえ」で答えてください。

 

 

1.飲酒量を減らさなければいけないと感じたことがありますか

 

2.他人があなたの飲酒を非難するので気にさわったことがありますか

 

3.自分の飲酒について悪いとか申し訳ないと感じたことがありますか

 

4.神経を落ち着かせたり,二日酔いを治すために, 「迎え酒」をしたことがありますか

 

 

いかがだったでしょうか?

 

これか「CAGE」という4つの質問からなる単純なアルコール依存症を選り分ける検査です。

 

回答の対象となる期間が特定されておらず、調査時点までの半生を対象期間とします。

 
4つの質問がそれぞれ

 

1) 減酒(Cut down)の必要性、

2)他者からの批判への煩わしさ(Annoyed)、

3) 飲酒への罪悪感(Guilty)、

4) 朝の迎え酒(Eye-opener)

 

について尋ねており、頭文字を取ってCAGEと呼びます。

 

4項目のうち2項目以上当てはまればアルコール依存症の可能性が高いとされます。

 

高円寺南診療所では初診の時、毎日飲酒している方に必ず受けていだいているテストです。

 

また、どれだけアルコールを摂取しているかも調べます。

 

厚生労働省は「健康日本21」の中で、「節度ある適度な飲酒」と「多量飲酒」を明確に定義しています。

 

前者は、「1日平均20g程度の飲酒」です。

 

後者は「1日平均60gを超える飲酒」です。

 

ここでいう60gは、酒に含まれる純アルコール量で、だいたいビール中ビン3本、日本酒3合弱、25度焼酎300mlに相当します。

 

 

前回のアルコール単位だと1単位が節度ある飲酒で3単位を超えると多量飲酒となります。

 

多量飲酒を続けるほど、アルコール依存やアルコール関連の問題へのリスクは高くなっていきます。

 

お酒は楽しく飲みたいものですね。

 

ご自身のお酒の飲み方を振り返ってみてはいかがでしょうか?