水気道と私〜新たな3つの気付き〜

 

第3回(3回シリーズ)

皆さんこんにちは。水気道3級初等修錬生の大坂です。

 

度々不定期でこちらへ書かせて頂いていますが今回も宜しくお願いします。

 

今回は3回シリーズの最終回です。

 

水気道を通して新たな気付きがありましたので、「3つの気付き」として、紹介させて頂こうと思います。

 

3つ目の気づき

鍛えていくことを「楽しむ」のが水気道

 

自分を成長させていく、高めていくとなると、適度な負荷を掛けていくことが大事になると思いますが、

 

この鍛えていく為のプレッシャー、ストレスを、「苦しい、辛い」と受けとるのか、「楽しもう」という意識に変えて受け取るのかでも成長の幅が異なっていくのではと感じています。

 

これは気付きとして頭で理解はしても、私にとって実践していくのはかなり難易度の高いものかもしれません。

 

私は元来、苦しい辛い事に対し、「気合い、根性、意地」で乗り越えようとするタイプで、結局、最後は燃料切れを起こしてリタイヤしてしまうような人間でした。

 

苦しい、辛い時にこそ、焦らず余裕を持って対処し、楽しむくらいの懐の広さを持てるようにしていきたいものです。

 

そう出来ることで、稽古において特に重要な「継続」もしやすくなります。

 

どんなことも苦しみ、辛さ前提では続きませんし。

①まずは「自分の為」の水気道

 

②「自分を成長」させていく場が水気道

 

③鍛えていくことを「楽しむ」のが水気道

 

 

以上3つの気付きとなりますが、水気道からは精神的なことから身体的なことまで本当に沢山の学びや気付きを得ることが出来ます。

 

これからも気付きという導きを大切にしながら、稽古に励んでいきたいと思います。

風疹患者、1週間で倍増 

 

国立感染症研究所は4日、直近1週間(8月20~26日)の風疹の患者数を発表しました。

 

前週の約2倍の84人に上りました。 

 

感染研によると、今年に入ってからの患者数は273人。

 

昨年1年間の約3倍に上る。

 

累計患者数は千葉84人東京72人神奈川24人など関東地方に多発しています

 

新たに山形や栃木、和歌山でも患者が出て、今年に入って感染報告があった自治体は27都道府県に上りました。

 

感染経路は不明だが、夏休みで都市部と地方で人の行き来が増え、感染が広がったとみられます。

 

主症状は、発疹、発熱、リンパ節の腫れ、です。

 

風疹はウイルス性の感染症です。くしゃみや咳などのしぶきで感染します。

 

潜伏期間は2~3週間(平均16日)。

 

発疹がでる1週間前から、人に感染するので症状が軽い場合は患者本人も風疹と気付かないまま、感染を広げてしまうことが少なくありません。

 

そして、すべての発疹が消えるまで登校禁止です。

 

 

妊娠初期の妊婦が感染すると、胎盤を経て胎児に感染し、先天性風疹症候群を来し、赤ちゃんに障害が出る恐れがあります。

 

これは妊娠16週までの風疹初感染によるものです。

 

妊娠1ヶ月で風疹の初感染の場合、先天性風疹症候群の発生頻度は50%にも登ります。1万6千人超の患者が出た2012~13年の流行では、1万6千人超の患者が出て、45人の赤ちゃんに障害が発生し、うち11人が亡くなりました。

 

赤ちゃんの命と健康のためにも、妊娠前の女性や、妊婦の夫、職場の同僚といった人は、ワクチンの接種を検討することが推奨されています。

 

ただし、妊婦が風疹ワクチンを接種すると、胎児が感染することがあるので禁忌です。

 

また、先天性風疹の赤ちゃんは生後2歳頃までウイルスを排出し続けるので、感染源となります。

 

 

国立感染研究所感染症疫学センターは、風疹はワクチンで予防可能な感染症であることから、感染研は、特に30~50歳代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、接種歴が不明の場合は、早めに麻疹風疹混合(MR)ワクチンを受けておくことが勧められるとしています。

 

 

妊娠出産年齢の女性や妊婦の周囲の人はワクチン接種を

 

なお、妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2カ月間妊娠を避ける必要があります。

 

そのため、女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要です。

 

なお、風疹の予防接種については、高円寺南診療所のホームページをご覧になってください。

 

高円寺南診療所で発行する処方箋は原則として先発品の薬剤名を記載することにしています。

 

しかし患者の皆様のジェネリック希望を拒否することはありません。

 

ただし、その際の代替のジェネリック医薬品の薬剤選択は、処方箋を受けた調剤薬局に一任する方針にしています。

 

 

そもそもジェネリック医薬品は、国民医療費の節約になり、品質、有効性、安全性が先発品と同等だ、という建前で厚生労働省が積極的に推進し、日本医師会も協力しています。

 

国の方針に逆らっていては保険医療制度下での診療業務は事実上遂行できないのでやむを得ない状況ですが、国民に正しく十分な情報が提供されているかどうかについては、はなはだ怪しい側面があります。

 

 

厚生労働省が安全であるとするジェネリック医薬品、その主張に対する根拠は未だ十分には示されていません。

 

医療費を節約する狙いが、国民の寿命までも節約?する結果をもたらしてしまう可能性があります。

 

それがそもそもの国家の狙いだとまでは考えたくはありませんが、万が一、ジェネリック医薬品によって発癌がもたらされたとすれば、高額な癌治療のために、将来の医療費はかえって増大してしまう可能性すらあることを考慮すべきではないでしょうか。

 

 

<ジェネリック医薬品に発がん物質混入していた事件を例として>

 

降圧薬バルサルタンのジェネリック医薬品(GE)の一部に発がん性物質が混入していた事件。

 

 

日本医師会常任理事の長島公之氏は8月22日の定例記者会見(日本医師会会館)で、以下の必要性を求めました。

 

①早期の原因究明、

 

②問題発生時に原薬まで(医薬品の製造・流通をさかのぼって)追跡できるシステムの構築

 

だと述べました。

 

問題が指摘されたバルサルタンのジェネリック医薬品は、あすか製薬が製造販売していた「バルサルタン錠AA(20mg、40mg、80mg、160mg)」です。

 

製品には、中国企業の工場で製造された原薬を使用していました。

 

今年7月、この原薬に、発がん性があるとされる物質(N-ニトロソジメチルアミン)が混入しているとの情報があすか製薬に入りました。

 

製品は昨年9月に商業上の理由で販売中止となっていますが、 長島氏は「当該原薬を製造した工場は今も存在しており、原薬の不適切な製造工程が続いているとすれば、日本だけでなく世界中の患者が危機にさらされていることになる。原因究明を後回しにしてはいけない」と強調しました。

 

一方で、「品質、有効性、安全性が先発品と同等だというから、ジェネリックの使用促進策に協力している。医薬品の品質が担保されない状況では、安心して医療を行えない」として、原薬製造から製剤製造、流通までの企業の責任について厳しく問う姿勢を示しました。

 

また、「回収状況は企業から厚生労働省に報告されているようだが、当該製品がどれだけの数の患者に調剤されたのかが判明していない」と指摘。

 

医薬品に問題が発生した時、原薬がどこで作られ、どの企業のどの製品に使用されているか、どの医療機関からどの患者の手にわたっているか、それらを速やかに遡及して追跡できる体制の確立が重要だ、としました。

 

杉並区から助成が出る検査や予防接種です。

 

クリックでそれぞれ区のページが表示されます。 

 

 

杉並区区民健診

 

 

高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種

本年度65・70・75・80・85・90・95.100歳

になる肺炎球菌ワクチン(23価)未接種の方

 

 

高齢者インフルエンザ予防接種

65歳以上の方

 

 

風疹抗体価検査・予防接種

対象者は杉並区のHPでご確認下さい。

 

 

<たばこ②新型タバコの受動喫煙>

 

 

前回は新型タバコについてでした。

 

 

「加熱式非燃焼方式で火を使って燃やさないため煙や臭いがほとんどなく、有害物質が軽減されている。」調べてみました。

 

 

新型タバコは臭いが僅かで、「副流煙がないから受動喫煙の心配はない」という声があります。

 

しかし喫煙者が吐き出す呼気には紙巻タバコと同程度の量のニコチンが含まれ、それが周囲の環境中に出ています。

 

燃焼しない新型タバコでは、一酸化炭素についてはほとんど出ません。

 

高沸点温度のタール成分の発生は抑えられています。

 

ただし重金属やホルムアルデヒドなどの有害物質は製品によって異なり、紙巻タバコより少ないものから同じ程度のものもあると報告されています。

 

その他の成分について製造メーカーは全てを公開しているわけではありません。

 

新型タバコを長期に摂取した場合の有害性はまだ確認されていないのが現状です。

 

「新型タバコは無煙無臭で紙巻タバコより有害成分が少ないから、禁煙の場でも使ってもよいのでは」という喫煙者がいます。

 

新型タバコはWHOのFCTC(タバコの規制に関する世界保健機関枠組条約:Framework Convention on Tobacco Control)で紙巻タバコと同じ葉たばこを使用したタバコ製品に含まれます。

 

わが国の受動喫煙対策においても、紙巻タバコと同様に規制される対象です。

 


これまで、フィルター付きタバコは両切りタバコより害が少ない、

低タール・低ニコチンのタバコは害が少ない、

能動喫煙より受動喫煙の害は非常に少ない、

といった主張をタバコ産業はしてきましたが、ことごとく覆りました。

 

しかし、それらが社会通念となるまでに20〜30年もかかりました。

 

 

今またタバコ産業によって、新型タバコは紙巻タバコよりも害が少ないとされています。

 

新型タバコのリスクが科学的根拠で証明されるためには、同様に長い年数の追跡調査が必要と考えられています。

 

 

日本では残念なことに、一部の自治体や店舗において、禁煙スペースでの新型タバコの使用を容認するケースがあります。

 

そのため喫煙者の中には「喫煙可能な場では紙巻タバコ、禁煙の場では新型タバコ」、と両方をTPOに応じて使い分ける人が増えています。

 

 

もう少しツボの世界を見ていきましょう。

 

 

今回は「風池(ふうち)」です。

 

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場所は耳たぶの後ろの出っ張った骨の下端から水平に移動した首の後の太い筋の両側の窪みにあります。

 

 

「頭痛」「めまい」「不眠」「視力低下」「耳鳴り」「鼻炎」等に効果があります。

 

 

パソコンやスマートフォンなどで眼を酷使した時に緊張しやすいツボです。

<参考文献>

このツボが効く 先人に学ぶ75名穴       谷田伸治 

 

 

経穴マップ イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼      監修  森 和

                                      著者  王 暁明・金原正幸・中澤寛元 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

漢方治療に関しては

 

<一般社団法人 日本東洋医学会一般の方へ>のHPを検索してみました。

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

 

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

これに対して、<慶應義塾大学医学部漢方医学センター

の漢方Q&Aは比較的上手にまとめられていると思います。

 

ただし、その記載は概ね一般的ではありますが、慶應義塾大学医学部漢方医学センター受診者を想定して書かれているようです。

 

そこで、高円寺南診療所の立場から、<高円寺南診療所からのメッセージ>を加えてご紹介を試みることにしました。 

 

 Q

急性の病気(突然の発熱など)に漢方薬は、効きますか?

 

A

意外に思われるかもしれませんが、風邪は漢方薬の最も得意とする領域の一つなのです。

 

そもそも漢方の原典ともいわれる『傷寒論』という本(1800年前に書かれています)には、急性・熱性の感染症の治療について事細かに書かれています。

 

西洋医学は、抗生物質の発達により急性疾患に対して多くの成果を上げてきました。

 

しかし風邪などの時、(例えばウイルスに対して最近やっといくつかの抗ウイルス薬が出てきましたが)まだまだ西洋医学でも十分な治療効果はあげられていません。

 

特に昨今、解熱剤が脳炎を起こす副作用が認められたため、多くの医師が漢方薬を風邪に対して使い始めました。

 

このように急性の病気に対しても漢方薬は、十分に効果を発揮します。

 

 

<高円寺南診療所からのメッセージ>

慶應義塾大学医学部漢方医学センターのこの解説の素晴らしいところは、一般の多くの方が抱いている漢方の固定観念を想定し、それを修正しようと試みているところです。

 

<漢方は効き目が穏やか(悪く言えば、効きが良くない)なので、じっくり根気強く永年内服を続けることで体質改善ができます>

などと、漢方の専門医もついつい口に出してしまうことがあります。

 

たしかに、生活習慣病や慢性の難治性疾患などに対しては、概ねそのとおりです。

 

しかし、漢方は急性疾患や発作性の疾患にこそ強みを発揮することがあります。

 

漢方治療の源泉は、まさに急を要する病気に対しての知見の積み重ねから理論化、体系化されて今日に至っています。

 

慢性疾患の治療体系も、実は急性疾患に対する理論がベースになって応用化されたものであるといっても良いでしょう。

 

高円寺南診療所では、たとえば風邪や気管支炎、喘息、季節性のアレルギー性鼻炎、その他で、漢方単独で治療を開始することも少なくありません。

 

現代西洋医学的なお薬を使用する際にも、ベースに漢方薬を導入しておくことで、現代薬の使用を最小限に節約することを可能にしています。