中欧研修レポート:第3日目

日本日時3月17日11:00pm

(現地Wien 日時:3月17日3:00pm)

 

 

昨日が脚を使った巡礼の日であったとすれば、

 

本日は、乗り継ぎによる移動の日、そして素晴らしい再会と出会いの日でした。

 

 

Rüdesheimは聖なる町であり、朝5時には教会の鐘が朝ミサの刻を報せます。

 

これを起床の鐘としている地域住民も少なくないことでしょう。

 

限られた旅行日程ではあるため、教会の朝ミサや、地元の男声合唱団の礼拝コンサート、ホテルにはプールもありますが、いずれも諦めて、移動の準備をせざるを得ませんでした。

 

最低二泊しないと、その土地ならではのせっかくの体験を期待することが難しいことに改めて気が付きました。

 

 

また宿泊したHoteltraube Rüdesheim の朝食開始時間は、ふだんは6:30amですが、週末は7:00amとのこと。

 

こうした事情があるということは、先を急ぐ旅人にとっては旅程を決めるにあたってとても大切なことです。

 

特に、飛行機での移動がある場合にはなおさらです。朝食はあきらめて、早々とチェックアウトを済ませました。

 

 

Rüdesheim ⇒ Frankfurt国際空港への移動

 

Frankfurtを経由しない空港直行便とFrankfurt経由便の2種類がありました。

 

すでに駅構内に電車が入っていたので、直行便の切符を購入しました。

 

しかし、その電車は予定の電車と違い、Frankfurt経由便でした。

 

 

そこで、Rüdesheim ⇒ Wiesbaden中央駅、乗換、⇒Mainz中央駅、乗換⇒Frankfurt国際空港というコースを辿りましたが、各駅のホームはとても寒く、予定より時間を要しましたが、十分早めに出発したため時間的、精神的な余裕は保てました。

 

 

Frankfurt国際空港(ドイツ連邦)⇒ Wien国際空港(オーストリア共和国)

 

Frankfurt空港に到着し、軽食を済ませたのが現地時間の9:00amでした。

 

その時間は、日本時間で土曜日の水氣道が終わる5:00pmなので、水氣道に参加している皆様に激励のメッセージをと思い立って野口氏に電話をしたのですが、生憎、着替え中で不如意だった模様です。この空港での搭乗時間が11:50amなので、時間的な余裕はありました。

 

 

空港の出発ロビーに早目に到着しておくと、パソコンでの学会関連資料の作業が捗ります。ベルリンでの私自身の発表の準備は完了しているので、他の時間帯のセミナーのレジュメを読んで、どれに出席するか最終決定したのも、この合間の2時間でした。

 

 

しかし、平和もつかの間、気が付かない間に、突如、出発ゲートが変更になったのには驚きました。

 

同じ便に搭乗する予定の中年女性が「自分の便が掲示板に見当たらない」という意味のドイツ語で心配そうに私に尋ねて来るので、掲示板と私の搭乗券を改めて見比べてみました。

 

すると私の搭乗券には、搭乗時刻が11:50amではなく11:20amと打刻されているではありませんか。そこで、私自身も驚きながら、その女性にEs hat sicher verändert. Von A21 nach A13. / Anyway, it seems changed.(確かに変わっています。A21からA13へ。/ とにかく変更のようです。)ととっさに対応しました。

 

あやふやなドイツ語を口走ってしまったために、英語をつけたしました。空港側からは結論だけ表示されていて、変更についての説明がありません。

 

それでは彼女も私も乗り遅れたのかと焦るのも無理がありません。他にも同様に困惑顔の現地人らしき旅行客がいました。

 

 

もし、この女性が尋ねてくれていなかったら、私自身の移動も危うかったかもしれません。

 

突然の変更に対するアナウンスがあるものと信じ、ドイツ語と英語のモードの耳にして待機していましたが、期待外れでした。これでは、果たして変更なのか、表示ミスなのか判然としません。

 

早い段階でA13ゲートに移動できたのは幸いで、移動できた乗客だけが、その場のグランドホステスからの説明を直前で受けることができました。

 

しかも、出発が遅れることも知らされました。こんなことがあるから、空港には早目に到着して、余裕を確保していないと大変な目に遭いかねない、ということを実体験した次第です。

 

 

Wienへ向かう便の機内飲食サービスは、食事の時間帯ではなく、しかも短時間の飛行のためかサンドイッチと飲み物という軽食でした。

 

私の飲み物は、Apfelsaft gespritzt, bitte!(炭酸入りのリンゴジュースをお願いします)といって受け取りました。

 

中欧圏に滞在していると、なぜか私の身体が炭酸水を求めるようです。いろいろあって疲れたこともあり、カフェインやアルコールは遠慮することにして、ジュースをと考えました。

 

しかし、甘過ぎて、まったりし過ぎるのも困りもの。そこでリンゴジュースを炭酸水で割ると、甘さが抑えられスッキリとした喉越しになり、リフレッシュすることができます。

 

これは、ウィーンのフォルクス・オーパでのオペレッタの幕間の休憩時間に覚えた味覚です。

 

 

Wien国際空港⇒Hotel Ananas

 

ウィーンは粉雪が舞っていました。空港からの直通列車16分でウィーン中央駅に到着し、そこで72時間チケットを購入すると、その間、電車やバスは乗り放題。

 

ウィーンは便利で洗練された文化がある気が利いた都会です。

 

定宿のある目の前の駅は、この中央駅から4つ目なので、丁度、新宿から丸ノ内線に乗って東高円寺に至る感覚に近いです。

 

 

ホテルチェックインを3:00pm (日本時間11:00pm)を済ませて、インターネット接続するまではルーチンワーク。約4時間のまとまった時間があり、疲労回復のための仮眠に充てるこも可能ですが全く眠気がありません。

 

そこで、大事な約束を控えて寝過してしまいかねないのでネットのメール確認と、今後お世話になる関係各方面に向けての連絡のための時間としたまま翌日を迎えることになりました。