Nogucciの懺悔録 No.75<脂質異常症について①>

メタボリックシンドロームを調べていたら、その基礎となる疾患の知識が、不十分識だったので調べてみました。

 

色々と解ったことがあります。

 

今回は診断基準による分類です。

 

大きく4つに分けられます。

 

①高コレステロール血症、

 

②高LDLコレステロール血症、

 

③低HDLコレステロール血症、

 

④高トリグリセリド血症

 

 

世界保健機関 (WHO) の基準に基づき日本動脈硬化学会が診断基準を定めています。

 

まず

①高コレステロール血症

血液中の総コレステロール値が高い(220 mg/dL 以上)タイプの脂質異常症です。

<コレステロール全体が多すぎるということですね>

 

 

続いて

②高LDLコレステロール血症、

血液中のLDLコレステロールが血液中に多く存在する(140 mg/dL 以上)タイプの脂質異常症である。

<LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が多い状態です。>

 

 

③低HDLコレステロール血症

血液中の善玉コレステロール (HDL) が少ない(40 mg/dL 未満)タイプの脂質異常症です。

 

 

④高トリグリセリド血症

血液中に中性脂肪(トリグリセリド)が多く存在する(150 mg/dL 以上)タイプの脂質異常症である。

 

 

「高脂血症」と言われていましたが、「脂質異常症」へと変わった理由が

③の低HDLコレステロール血症が、

「HDLコレステロールが低下して起こるため、高脂血症から脂質異常症へと改名される主な理由となった。」

そうです。

 

次回はコレステロール、それぞれの働きについてです。