水氣道へのご招待:11月16日(木)<水氣道と私>

今回はT.Hさんから水氣道の所感をいただきました。

 

T.H

 

THさんが水気道を頑なに固辞する気持ち、良く分かります。

 

なぜなら実は私自身も水が得意でなかったからです。

 

ドクターが日頃言っているのは、

 

<水が苦手な人ほど水氣道で生まれ変われる>ということです。

 

 

私にも水が恐怖だった記憶があります。

 

私が水氣道に初めて参加した14年前、

 

それは1月末のことでした。

 

その日のことを私はいまでもはっきりと思い出します。

 

 

さてTHさんが「試しに・・・」と思ったこと、これを<受容>といいます。

 

それがとても良い結果を生み出しました。

 

 

THさんは、なぜ水氣道を試してみようと思ったのでしょうか。

 

水氣道を始められた当初は、水氣道が楽しいなんて思いもつかなかったようです。

 

それでもTHさんは水氣道を淡々とお続けになっているように見えました。

 

 

THさんが水氣道は「楽しいかも」と思えるようになったのは、

 

水氣道を始めてしばらくしてからのようです。

 

その頃には思い込みや心の囚われからふっきれていたようですね。

 

 

またTHさんはその頃、すでに私との自律訓練法を始めていらっしゃいました。

 

自律訓練法の効果もあったように思われます。

 

 

何らかのきっかけによって、

 

囚われの気持ちから解放されたこと、

 

それによって楽になれたことを実感できたこと、

 

成せば成ると思えること、

 

これを<自己効力感>といいます。

 

これの経験ができたことは良かったです。

 

 

「体を委ねればいいんだ」という<気づき>が、

 

気持ちに変化をもたらし、

 

積極的な行動を促す心的態度を養いました。

 

つまり、<心の変容>により、

 

これらの一連の過程を実感できたこと、

 

そして、新たな、より生産的な行動様式を獲得すること、

 

つまり、<行動変容>へと繋がっていったこと、

 

これらはとても貴重な体験です。

 

 

いずれにせよ、水氣道は団体運動です。

 

このこと自体に深い意義があります。

 

なぜなら、人間は社会的・経済的な存在であって、

 

一人で引きこもっていては生き永らえることができないからです。

 

 

ですから、集団での活動の中にあっても、

 

自分のペースを見失わないこと、

 

逆に言えば、自分本来のリズムやペースを発見すること、

 

このことの大切さを理解しながら稽古を続けていくことが一番です。

 

 

水気道は、ドクターが言うように生涯運動です。

 

仲間と共に楽しく自分を活かしながら継続していくことが大切です。

 

 

これからもよろしくお願いします。

 

 

日本水氣道協会 上席支援員 水氣道従弐段下

 

水氣道活水航法 直伝 林 亮博(はやし あきひろ)