水氣道へのご招待:11月9日(木)<水氣道と私ステップ②>

水氣道と私~私の水氣道3ステップ~

 

<ステップ2>

 

AO3

 

 

ステップ2へのコメント

 

リズムを刻む

 

 

大坂さんが目下修錬中の応用航法は調血航法です。

 

この航法は、特にこの無理なく一定のリズムを継続的に刻む動作が基本要素の一つです。

 

大坂さんはこの動作にとって大切なポイントに気付かれたのだと思います。

 

 

調血航法は、脳を使って、心肺機能と筋肉の働きを鍛錬します。

 

そして、全身のしなやかな筋肉を作り、怪我を起こしにくく、障害に陥りにくい、しかも回復力に優れた体作りを目的とします。

 

調血航法で鍛錬することによって血液を心臓から頭や指先・爪先まで滞りなく送り出し、また全身から心臓へ戻ってくる循環を促します。

 

全身の筋肉の屈伸運動を繰り返すことによって、瞬発力(パワー)持久力(スタミナ)を強化し、同時に平衡感覚協調運動能力を磨くことができるのです。

 

 

脳を使ってリズムカルに1・2、1・2…と声に出し体を動かす事で、無理なくその目的が実現されるのです。

 

 

平衡感覚や協調運動能力を磨くことを可能とするのは調血航法のみに限られてはいません。

 

 

基本五航法では、

第一航法(素歩き)・第二航法(棒歩き)・第四航法(つま先浮かし歩き)は2拍子、

 

第三航法(前蹴り歩き)は3拍子、第五航法(前後蹴り歩き)は4拍子が基本のリズムで動作しています。

 

 

また、いきいき体操(準備体操)・のびのび体操(整理体操)でも、1・2・3…7・8と皆で声を出しリズムを合わせながら動作を行っています。

 

 

大坂さんが2つ目のステップとして記述されているこのリズムを刻むという動作の重要性に気づかれたことは、

 

このように水氣道全体の流れの中で本質的な要素の一つに開眼したと言えるのではないかと思います。

 

 

日本水氣道協会 水氣道2級(中等修錬生)

 

調血航法直伝 加藤博文