【心理】認知行動療法 HELP!力<38>(番外編) 山でのHELP!力

 

今回は「番外編 その8」、「「物」による助け合い」のつづきです。

 

 

エピソード3

 

これは15年ほど前のことです。

 

 

登山中に友人の靴底がはがれてしまったことがありました。

 

原因は、靴底のゴムと接着の劣化によるものでした。

 

これでは満足に歩行ができず、かなりのストレスになり、また危険でもあります。

 

 

皆にとってこれは想定外でした。

 

しかし、今考えてみれば、準備の段階で調べておくべきことだったと思います。

 

私は「何かの時に」と、いつも少量のガムテープを持参していました。

 

そのため、友人の靴に応急処置を施すことができました。

 

皆、ガムテープを持参していた私に感心していました。

 

 

何かあった時を想定して、入念に準備をしておくこと!

 

そうすれば、実際にトラブルが起きた時にも冷静に対応できます。

 

また「他人のため」に対応する、人助けの余裕も持つことができます。

 

そういった余裕を持っていると、何かの時に力を発揮できます。

 

 

また、周囲から信頼されることにもつながるのではないか思います。

 

そして、こちらが困った時には、周囲が進んで助けの手を差しのべてくれるようにも思います。

 

 

(次回へ続く)

 

 

ストレス対処 MIYAJI 心理相談室(高円寺南診療所内)

 

任 臨床心理士 宮仕 聖子