【心理】認知行動療法 HELP!力<35>(番外編) 山でのHELP!力

今回は「番外編 その5」です。

 

(第34回、番外編その4の「山の事故」についての続きです)

 

 

また、数年前、日が照っていたものの風が強い日に、私がTシャツで登っていると、

 

すれ違った登山者から、「寒そうな格好しているな、風強いよ!」と忠告を受けました。

 

たとえ晴天でも冷たい風に長時間当たり続けていると、いわゆる「低体温症」の危険があることを知らせてくれたのです。

 

 

今夏はといいますと、不幸にして天候に恵まれず、途中で下山することになりました。

 

せっかく3000mまで登ったのに、という残念な気持ちでいっぱいになりました。

 

しかし、同行した年上の友人は「残念だけど、決断も大事」という意見。 相談の結果、下山しました。

 

 

このように、周囲の忠告や意見というのは、ひとつの「助け」だと思います。

 

人は注意を受けると決して気分のよいものではありません。

 

しかし、場合によりけりですが、

 

これを「(相手が自分のことを考えた)助け」と受け取ることができれば、

 

日々のストレスもかなり軽減されるように思います。

 

 

(次回へ続く)

 

 

ストレス対処 MIYAJI 心理相談室(高円寺南診療所内)

 

主任 臨床心理士 宮仕 聖子