今回もコーヒーブレイク。「ひとこと英会話 その2」です。

 

ちょっと込み入っていて「話したいことがあって」と相談したいときは、

 

 I’ve got something I want to talk about.

 

落ち込んでいて「誰かに話したいな」という気分のときは、

 

 I need somebody to talk to.

 

 

また、助けてほしいことを伝えるために、自分の状態や置かれている状況を言い表す言い方もあるでしょう。

 

 

例えば、「困ってるんだ」は、

 

 I’m in trouble. 

 

 「事故に遭った」なら、

 

 I got an accident.

 

「財布を盗まれた」なら、 

 

My wallet was stolen. 

 

 「警察を呼んで」は、 

 

Please call the police.

 

 

こうやって挙げていくと、日ごろ私たちは直接的に「助けて!」と言っているわけではないことに気づきます。

 

 

それとなく、いろいろな表現によって人に助けを求めているのではないでしょうか。

 

 

私たちは、互いに、周囲のたくさんの人から多くの助けをもらって、生きているように思います。

 

 

ストレス対処 MIYAJI 心理相談室(高円寺南診療所内)

 

主任 臨床心理士 宮仕 聖子

ご挨拶

 

平成29年3月22日は、『音海』聖楽コンサートの第50回目です。初回コンサートは、

 

昨年の3月23日でしたので丁度、1年を迎えました。

 

この間、多くの皆様のご理解とご支援、それからご期待を賜り、

 

少しずつですが、確かな成長を遂げることができました。

 

 

何よりも皆様に御礼申し上げます。

 

 

この際、とても良い機会ですので、医師である私が、診療の傍ら、なぜクラシック音楽のコンサートを主宰し、

 

自らも毎週続けているのか、その目的と意義について、お話をさせていただきます。

 

 

それを一言でいえば、心身医学の創造的実践ということです。

 

その第一号は水氣道®であり、水氣道の実践により、人間の楽器性に覚醒したことが、

 

クラシック音楽、特に言語を用いて自らの心身を操り、表現する芸術である声楽は、

 

病者の病を治すだけでなく病者として悩み多き人間を癒す」ことが可能な生きた心身医学療法

 

それに向けてのもう一つのモデルになりうることに思い至ったからです。

 

 

私は個人医療機関(ただし、チーム医療を重視しています)である高円寺南診療所の

 

あるべき姿勢について参考にできるメッセージを、かつて発見しました。

 

それは国公立病院ではなく、私学である東京慈恵会医科大学付属病院の理念でした。

 

 

創立者の高木兼寛(たかき かねひろ:1849 - 1920)は研究至上主義のドイツ医学を批判し、

 

病者を病に悩む人間とみる医風」があるイギリス医学へと転換することを主張しました。

 

実際に、彼の大学にはわが国独自の精神療法(心身医学療法の一つともされる)

 

である森田療法【1919】の創始者、森田正馬(もりたまさたけ:1874 – 1938)教授が有名です。

 

現在の公式HPでは以下のように宣言されています。

 

http://www.jikei.ac.jp/hospital/rinen.html

 

「病気を診ずして病人を診よ」の教えに基づき、質の高い医療を実践し、

 

医療人を育成することにより、社会に貢献し、

 

患者さんや家族から信頼される病院をめざす。

 

 

私は、この理念を尊重しますが、19世紀に宣言された立派な理念を掲げて事足れり、とするのではなく、

 

創造的な実践を自らが重ねる> このことこそ21世紀の現代医療の急務であると考えています。

 

 

現在の彼の大学が、真に創立者の哲学を継続的に実践していたとすれば、

 

彼の大学病院には、それを実践することのできる核としての専門部門である心療内科が設置され、

 

そこから排出されるべきパイオニアでありエキスパートである心療内科専門医を多数輩出し、

 

日本の第一線の医療をリードしてしかるべきではないのか、と残念に思う次第です。

 

 

そう考える理由は、全人的医療なり、心身医療なり、

 

心療内科こそが、とりわけ「病者を病に悩む人間とみる医風」を育むと考えるからです。

 

また、高木の時代とは異なり、現代ドイツの医学・医療は研究至上主義ではなく、

 

むしろ全人医療である心身医学・心身医療を国際的にリードしています。

 

 

心療内科専門医は、常に時代の要請に応え、将来を見据えて、

 

精神療法や心理療法を尊重しつつも、それとは一線を画する

 

本来の心身医学療法を創造し、弛まず実践し、検証を続けていくべき責務を自覚しております。

 

 

 

ご案内

 

来週の水曜日、3月29日に、新たに、<聖楽院週例コンサート>が発足します。

 

『音海』聖楽コンサートの協力アーティスト有志が声楽科、ピアノ科、器楽科の3科の講師として、

 

音楽愛好家のための音楽塾である<聖楽院>が発足することに伴い、

 

<聖楽院週例コンサート>と改称いたしました。

 

 

すでに10名ほどの塾生がレッスンに参加しています。

 

彼らのための独自の発表会の企画も整備していく予定です。

 

また協力アーティストの応募者が増え、そのためのオーディションとして、

 

新年度第1回試演会が、4月19日の第4回<聖楽院週例コンサート>のプログラムの中で開催されるほか、

 

第2回試演会の日程も今月中には決定する予定です。

 

 

引き続き、<聖楽院週例コンサート>のご支援をお願いいたしますと同時に、

 

<聖楽院>塾生(レッスン生)としてのご参加、協力アーティスト(聖楽院講師)へのご応募、

 

など、皆様との間に、より親しい繋がりや、より多くの分かち合いの機会が得られますことを、大いに期待しております。

 

 

ウィーン・ベルリンへの出立を控えて 平成29年3月16日

 

高円寺南診療所院長、

 

聖楽院および聖楽院週例コンサート主宰 

 

飯嶋正広

明日、成田を発つため、本日は早めに就寝することにします。

 

昨年は同じ時期に、はじめてポツダム大学で開催されるドイツ心身医学会及び心理療法学会

<Deutscher Kongress fÜr Psychosomatische Medizin und Psychotherapie>

 

に初めて参加して、水氣道について主に英語でプレゼンしてきました。

 

学会期間中は主としてベルリンを拠点としてポツダム大学に通いました。

 

 

明日11:45にエール・フランスで成田を発ち、パリ経由でウィーン入りします。

 

現在、ウィーンやベルリンは、いずれも日本からの直行便がないのが残念です。

 

欧州滞在中はウィーンを主たる活動拠点として、学会発表等のため途中でベルリンに2泊します。

 

ウィーン⇔ベルリンは列車では10時間かかりますが、幸い飛行機だと80分です。

杉十小温水プール:午後3時~5時

 

参加16名、男8名、女8名

体験生7名、訓練生2名、修錬生3名、支援員3名

 

準備体操(いきいき体操)を3班に別れて実施

 

5航法を「起」のみで行う

 

3班に別れ、それぞれのメニューを行う

 

 

ご報告

   ベルリン自由大学での学会への参加プログラムです。

 

Deutscher Kongress für Psychosomatische Medizin und Psychotherapie

 

(DKPM) 2017

 

ドイツ心身医学および心理療法のための年次学術総会2017

 

 

学会のタイトル: 精神―身体。 人間―組織。

 

2017年3月22日~24日、ベルリンで開催

 

日本側の代表団は私を含めて3名です。

 

3名全員が参加するのは、以下のプログラムです。

 

1)日独交流シンポジウム

2)バリントグループ

3)学会懇親会

 

1)日独交流プログラム参加者は日本もしくはドイツ語圏

 

(ドイツ・オーストリア・スイスなど)の心療内科専門医です。

 

英語での発表は2名(他の日本人医師)です。私の発表は最後になります。

 

今回の発表者は5名で日本側は3名です。ドイツ語での発表は3名(私とドイツ人)

 

日独交流というタイトルですが、発表言語はドイツ語もしくは英語です。

 

 

2)バリントグループ私は、昨年の秋の日本心療内科学会総会で、はじめてこれを体験しました。 

 

そのときの指導者Drクロネクが、ベルリンでもホスト役を務めてくれます。

 

バリントグループ(Balint Group)とは医師患者関係を改善するために用いられる集団会話的技法です。

 

ミカエル・バリント(Michael Balint)という精神科医がイギリスで始めたものです。

 

イギリスの開業医たちが集まって自分が体験した患者について、

 

主にその患者とのかかわりについて話し合ったのがきっかけです。

 

ドイツプログラム

 

今週は、欧州出張の準備で、何かと忙しいです。

 

そんな中で、ご案内とご報告とが各一件あります。

 

 

『わかりやすい臨床栄養学 <第5版>』2017年3月10日 三共出版

   監修:吉田勉、共著代表:飯嶋正広 定価¥2900+税

栄養5版

 

 

この本の初版は2007年11月30日です。

 

10年足らずの間に第5版を出すことができました。

 

昨年度末まで昭和学院短期大学ヘルスケア栄養学科の病理学概論・

 

臨床栄養学概論を担当する客員教授を務めていましたが、

 

教科書として授業に用いてきました。

 

 

なお、高円寺南診療所では、開設初期より、積極的に推進してきたものの一つが、

 

外来栄養食事指導(保険診療)です。前任の中田美砂恵の退職に伴い、

 

4月から若手新人の永富淑江が管理栄養士として就任する予定です。

 

 

『わかりやすい臨床栄養学 <第5版>』は、高等学校を卒業して間もない学生

 

のための授業用のテキストとして版を重ねることができました。

 

今後も、高円寺南診療所での外来栄養食事指導の際のガイドブックとして

 

積極的に活用をしていただきたいと存じます。

私は、現代人に対する総合診療の核心は心身医学にあると考えています。

 

漢方は西洋医学である心身医学が誕生するよりもずっと古くからの心身医学です。

 

心身医学である漢方は、生活指導、食事療法、運動療法、メンタルケア、

 

鍼灸療法など多くの自然療法との相性が良いです。

 

頻用する漢方薬の多くは、体の症状に効くと同時に、心の症状にも効いています。

 

またアレルギーやリウマチなどの体質の改善のために、漢方を上手に活用すれば、

 

西洋医学のみの場合と比べて、その治療的利益は計り知れません。

 

 

現在、高円寺南診療所の待合室に掲げられている各種専門医認定証のうち、

 

漢方専門医の有効期限(平成29年3月31日迄)が間近に迫っています。

 

認定番号が第97-1001号で、1997年(平成9年)の専門医試験の合格者です。

 

 

受験資格を得るまでの条件を満たす段階で、すでに大変でした。

 

医師免許の他に、内科学会等の認定医・専門医の資格がないと、

 

漢方専門医の試験を受験することすらできません。

 

 

さらに、専門医になるためには認定試験(筆記試験、口頭試験)に合格しなければなりません。

 

私が医師免許を得てから、筆記試験の他に、口頭試験を受けたのは、

 

それが初めてでしたので、この経験はとても貴重でした。

 

心身医学会専門医、心療内科学会専門医ばかりでなく、東大の医学博士課程の入学試験

 

博士課程論文審査、臨床心理士の資格認定試験、労働衛生コンサルタント国家試験など、

 

口頭試験をすべてクリアしてきましたが、その原点は、

 

東洋医学会の専門医試験の口頭試験にあったように思います。

引き続き、カロリーのお話です。c

 

 

ごはんのカロリーを80キロカロリーで計算していました。

 

これには理由があります。

 

 

食品交換表という糖尿病の食事療法の本があり、

 

その中で「1単位が80キロカロリー」となっていたからです。

 

 

そこで疑問に思うNoGucci、「何故80キロカロリー?」

 

 

今の世には「Google先生」という強い味方がいます。

 

早速「1単位80キロカロリー 理由」で、グッグってみました。

 

答えは以下のようです。

 

「なぜ80キロカロリーを1単位にするかというと、

 

食べ物のカロリーを1つ1つ数字で覚えるのは大変です。

 

でも、食品のカロリーを80キロカロリーあたりの大きさで覚えると

 

比較的簡単に覚えられるから。」

 

ということらしいです。

 

次回から、いろいろな食品の1単位を比べていこうと思います。

ハイジア(ウェルネスエイジ)、午後3時30分~5時

 

 

参加24名、男11名、女13名

 

体験生3名、訓練生13名、修錬生5名、支援員2名

 

 

4班に別れ、将棋航法、経絡航法、理気航法、股関節の柔軟と調血航法を行う

今月はわが国では年度末に当たり、「聖楽」活動も、かなり変則的になります。

 

 

聖楽コンサートは、第1週先任のピアニスト、鈴木美穂さんとの

 

第47回聖楽コンサートは、通例通り行うことができました。

 

 

今月第2週(3月8日)第3週(3月15日)の担当ピアニストは吉田奈津子(第4週先任)さんです。

 

充実したプログラムが、すでに完成しておりますので、どうぞご覧になってくださいますように。

 

 

なお、第4週(3月22日)第50回聖楽コンサートは、

 

聖楽コンサートの最終回を飾る90分特別プログラムです。

 

「音海」水曜ミニサロンコンサートとして20回、聖楽コンサートとして50回、併せて70回を迎えることになります。

 

 

鈴木さんが佐々木理之(第3週先任)さんと共に担当してくれます。

 

このコンビは、前身の「音海」水曜ミニサロン・コンサートの準備期間からの貢献者です。

 

 

さらに、昨年の3月の私の欧州出張(ドイツ・ポツダム)で不在の折に、

 

第1回聖楽コンサートを発足させ、成功に導いてくれました。

 

その締めくくりの50回目が丁度、今年の私の欧州出張

 

(ドイツ・ベルリンおよびオーストリア・ウィーン)に当たるのも感慨深いものがあります。

 

 

そして、第5週(3月29日)には、第1回聖楽院週例コンサートが90分特別プログラムにて発足します。

 

担当ピアニストは齋藤文香(第5週先任)さんです。