23日(木)
9:00~10:30am (日本時間5:00~6:30pm)
Deutsch-Japanisches Symposium(日独交流セッション)
発表者は5名
(座長のクロネク医師、アンドレアス医師をはじめ他の2名の日本人医師すべてが英語による発表で、
アンカーとして<線維筋痛症の水氣道による著効例>について
ネーティブでない私が唯一ドイツ語で発表をしました。
共同座長のツィップフェル教授は、昨年、日本の水氣道の会員に向けてのメッセージメモを書いてくださった先生です。
クロネク医師も、以前からの顔なじみの先生で、日独交流プログラムのバリント・グループセッションのリーダーです。
ところが、私のところで急にテクニカル・トラブルが生じて、
画像が出てこないというアクシデントが生じました。
ロスタイムが生じたため、とっさの判断で、起動作業は現地のテクニシャンに任せ、
プレゼンテーション用のドイツ語原稿を予定よりだいぶ早口で読み上げることになりました。
結局、準備してきた画像は全く映し出せないままでした。
しかし、幸いなことに、ドイツ人・オーストリア人の医師たちは、私のプレゼン中、
熱心に興味深く耳を傾けてくれている様子が直に伝わってきました。
精神的にはとても落ち着いて、早口ですがメリハリをつけて話すことができたためか、
とても良く理解して貰うことができました。
このあたりの感覚は、日頃の声楽コンサートでの経験の積み重ねが活かせたことを実感しました。
また、直前までウィーンで夜な夜なドイツ語のオペラを聴いていたことも役にたったような気がします。
ドイツ語は、とても論理的で明晰な言語のためか、画像が無くても十分にコンセプトとイメージが伝わるようです。
<災い転じて福となる>ということがありますが、トラブルが生じたために、
かえって確かな実績と評価に繋がりました。
《ドクター飯嶋のドイツ語は滑らかで音楽的でセンスが良く、とても分かりやすく、しかも説得力があり感銘を受けた》と、
読み上げたドイツ語の原稿を祈念に希望するドクターたちに、予備のコピーを含め3部すべてを差し上げてきました。
その私のドイツ語でのプレゼンがささやかな話題となったようで、
5:30pm(日本時間1:30am)から始まったGerman-Japanese Balint 独‐日バリント・セッションは充実しました。
ドイツ心身医学会を代表する複数の重鎮、
ルクセンブルグ出身でパリで開業しているドクターなど充実した顔ぶれとなりました。
このことについては改めてご報告することにします。
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