【日曜コラム】聖楽の楽しみ 第4回

 

本日は、渋谷文化村通り沿い<タカギクラヴィア松濤>でのコンサートに出演します。

 

テノール・バリトン:飯嶋正広

 

ピアノ伴奏:鈴木美穂

 

 

 今回のプログラムの特徴は、

 

1)歌い手がテノールとバリトンの声種を楽曲によって使い分けること。

 

 

2)19世紀のイタリア声楽教則本の曲に、

 

わが国の和歌(小倉百人一首掲載歌)をあわせて、演奏用の芸術歌曲としたこと。

 

 

3)しかも、上記の歌詞を英訳して、オリジナルの英語の芸術歌曲としたこと。

 

 

以下がプログラムです。

 

〇 ジョルダーニ作曲:愛しい女よ

 

〇ドナウディ作曲:どうか吹いておくれ

 

〇コンコーネ作曲50Lessons Op.9(Medium Voice)より

 

1番:古今和歌集・春より、光孝天皇御製「君がため、春の野に出でて」

   <For your pleasure !> 英訳歌詞 飯嶋正広

 

2番:新勅撰和歌集・夏より、従二位家隆「風そよぐ楢の小川の」

   <Fresh winds, winds blow.> 英訳歌詞 飯嶋正広

 

19番:古今集・恋二より、藤原敏行朝臣「住之江の岸に寄る波」

 

20番:拾遺集・雑上より、大納言公任「滝の音は絶えて久しくなりぬれど」

 

〇カッチーニ作曲:アマリッリ

 

〇ボノンチーノ作曲:お前を讃える栄光のために