(心理)認知行動療法  ストレスへの対処法-29

<曝露法とは? 「パニック障害」のしくみを通して> (第28回からの続き)

 

 

認知行動療法によるアプローチの対象は文字通りの「認知」や「行動」に限られません。

 

 

「認知」や「行動」よりコントロールがむずかしい「感情」や

 

「身体反応」にもアプローチします。

 

 

このような多面的なアプローチを、

 

臨機応変に、あるいは治療の段階に応じて適切に試みることにより、

 

自分である程度緩和できるような方法を身につけることができるようにします。

 

 

例えば「感情」に対する方法としては、

 

相手に対して上手な自己表現をするための「アサーショントレーニング」や、

 

怒りやイライラを上手に処理するための「アンガーコントロール」などがあります。

 

 

また「緊張」に対しては、「自律訓練法」や「筋弛緩法」などの方法があります。

 

 

当診療所では林亮博先生が専門的に指導してくださいます。

 

 

このような方法を身につけることで、パニックへの対処の効果を上げていきます。

 

 

いずれの方法も名前は難しそうですが、

 

専門的なカウンセラーの指導の下で練習すれば、身につけやすいです。

 

また、これらの方法により、専門的で計画的な治療に取り組むことによって、

 

認知行動療法の導入を容易にし、治療効果もさらに促進することが期待できます。

 

 

ご興味のある方は、是非ご相談にいらしてください。

 

 

ストレス対処 MIYAJI 心理相談室(高円寺南診療所内) 主任 臨床心理士 宮仕 聖子